• 極私的な横溝正史ブームの初読み本。「鬼火」「蔵の中」のみ。●鬼火→情念と運命、エロとグロ、恐怖と推理を配した野心的な中編。1935年発表で、江戸川乱歩選の1920～30年代の欧米の傑作群と比較しても見劣りせず。欧 極私的な横溝正史ブームの初読み本。「鬼火」「蔵の中」のみ。●鬼火→情念と運命、エロとグロ、恐怖と推理を配した野心的な中編。1935年発表で、江戸川乱歩選の1920～30年代の欧米の傑作群と比較しても見劣りせず。欧米のエンタメ小説スタイルを、よくここまで日本の風土に換骨奪胎したと感心する。ただ、上記のような「要素の組み合わせ」を欲張ってバランスを取ったため、全体が「長すぎる」感がある。元編集者としてのサービス精神か「出来ることは全部やった」という感じ。↓ …続きを読む
  tonpie

  2023年08月20日
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• 横溝正史作品、読むのは何年ぶりだろう。６編の短・中編集。明治の終わり～昭和初期が舞台。映像でしかみたことのない当時の情景が美しく浮かぶ。美しくもおどろおどろしい情景を彩る生活や風習。耽美的で、退廃的な 横溝正史作品、読むのは何年ぶりだろう。６編の短・中編集。明治の終わり～昭和初期が舞台。映像でしかみたことのない当時の情景が美しく浮かぶ。美しくもおどろおどろしい情景を彩る生活や風習。耽美的で、退廃的な作品群。表題作「鬼火」は、横溝正史ワールドがダイレクトに伝わってくる作品。短いけれど最後の「面影双紙」が個人的には一番ゾクッとした。金田一シリーズのアドベンチャー要素は弱まるが、古典的な怪奇小説に触れたいときに戻ってきたい。 …続きを読む
  mochiomochi

  2025年01月27日
  24人がナイス！しています
• 6つの作品収録の短編集。昭和10年～11年に発表された作品。どれも雰囲気たっぷりでいい。 6つの作品収録の短編集。昭和10年～11年に発表された作品。どれも雰囲気たっぷりでいい。
  coco夏ko10角

  2020年01月18日
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