• 本書のテーマは「プライバシー・個人情報の保護と、セキュリティー・国家の安全の匙加減」ではないだろうか。前世紀は平時において個人情報の保護が重視され、国家の安全は二の次とされていた。有事においてはその関 本書のテーマは「プライバシー・個人情報の保護と、セキュリティー・国家の安全の匙加減」ではないだろうか。前世紀は平時において個人情報の保護が重視され、国家の安全は二の次とされていた。有事においてはその関係がひっくり返るという塩梅だ。だが２１世紀に入りサイバー空間で繋がった超国家的テロが横行し、平時の中にも有事が染み込んできた。そのため常に個人情報の保護が統治機構によって脅かされている。国家を守るためには当局による市井の監視は必要だが、プライバシーは犠牲になるということ。この統治機構による監視・通信情報傍受が …続きを読む
  hk

  2018年08月22日
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• サイバー空間をめぐる国家やテロリズム、そして社会のあり方を、力の行使から概観した著書。 引き締まった文章でまとめており読ませるが、詳細な情報の出ない「パナマ文書」の部分は、書くのに苦労している。 サイバ サイバー空間をめぐる国家やテロリズム、そして社会のあり方を、力の行使から概観した著書。 引き締まった文章でまとめており読ませるが、詳細な情報の出ない「パナマ文書」の部分は、書くのに苦労している。 サイバー空間で情報化されたものは、常に暴露されることが前提と化した現在を再認識させる。 それにしても、テロリストを探すために、一般の人々の通信に踏み込む様（「干し草の山から針を捜さなければならないならば、干し草の山全体にアクセスできなければならない」（とある米軍人の発言）（Ｐ９３））は、 …続きを読む
  Utsuro

  2018年08月17日
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• 「暴露の世紀」は「つながりの世紀」でもある。つながったＩＴは様々な情報を交換し、共有し、そしてネットワークの隅々まで情報を届ける能力がある。 「暴露の世紀」は「つながりの世紀」でもある。つながったＩＴは様々な情報を交換し、共有し、そしてネットワークの隅々まで情報を届ける能力がある。
  samandabadra

  2022年10月11日
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