コロンブスの不平等交換 作物・奴隷・疫病の世界史

コロンブスの不平等交換 作物・奴隷・疫病の世界史

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2017年01月25日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
248
ISBN:
9784047035928
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コロンブスの不平等交換 作物・奴隷・疫病の世界史

  • 著者 山本 紀夫
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2017年01月25日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
248
ISBN:
9784047035928

グローバル化はここから始まった!

「コロンブス交換」が後の歴史に与えた衝撃は計り知れない。交換により生じた様々なドラマを取り上げ、「コロンブス交換」とは何であったのか、現代世界にどのような影響を与え続けているのかに迫る。 「コロンブス交換」が後の歴史に与えた衝撃は計り知れない。交換により生じた様々なドラマを取り上げ、「コロンブス交換」とは何であったのか、現代世界にどのような影響を与え続けているのかに迫る。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「コロンブスの不平等交換 作物・奴隷・疫病の世界史」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • コロンブスが旧大陸にもたらした恩恵と共に、新大陸に与えた打撃を紹介。新大陸の先住民がジャガイモの毒抜きを行う話、これがとても興味深い。ジャガイモの水分を飛ばせば毒が抜け、より長く貯蔵できる。先人達の知 コロンブスが旧大陸にもたらした恩恵と共に、新大陸に与えた打撃を紹介。新大陸の先住民がジャガイモの毒抜きを行う話、これがとても興味深い。ジャガイモの水分を飛ばせば毒が抜け、より長く貯蔵できる。先人達の知恵である。 …続きを読む
    まりお
    2017年07月17日
    46人がナイス!しています
  • 「コロンブスの交換」という発想自体が西欧人のおごりであり、それを交換というならば不平等極まりないと作者は断じ、その理不尽な歴史を平易に論じている本。▼植物学者(稲垣栄洋)が書いた『世界史を大きく動かし 「コロンブスの交換」という発想自体が西欧人のおごりであり、それを交換というならば不平等極まりないと作者は断じ、その理不尽な歴史を平易に論じている本。▼植物学者(稲垣栄洋)が書いた『世界史を大きく動かした植物』(18)を前に読んでいたので、植物に関する初見の驚きは少なかったが、農業研究で南米に通ったことでアンデス文明に魅せられ、のちに民俗学に転向した作者の見立ては、より人類の歴史にも踏み込んだもので(確かに人が関与しなければここまで農作物は進化・発展しなかった訳で)さらに理解は深まったように思うが、しかし⇒ …続きを読む
    yyrn
    2021年05月20日
    29人がナイス!しています
  • 面白かった。西欧の言ういわゆる「コロンブスの交換」が、全く先住民のことを考えないで言われていることを説いている。ジャガイモやトウモロコシもスペイン人からしたら「発見」。しかし先住民からしたら、昔から作って 面白かった。西欧の言ういわゆる「コロンブスの交換」が、全く先住民のことを考えないで言われていることを説いている。ジャガイモやトウモロコシもスペイン人からしたら「発見」。しかし先住民からしたら、昔から作ってます。という話。先住民が作ってきたジャガイモやトウモロコシが逆にヨーロッパまでいって今や食卓に欠かせないものとなっていることが大事なことと説く。ジャガイモは見た目から最初、ヨーロッパの人には嫌われたらしいが幾度も飢饉を救ったのはジャガイモ。ジャガイモに敬意を持ってしまった。ありがとう。先住民の方々。 …続きを読む
    黒猫
    2017年04月29日
    23人がナイス!しています

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