海上の道

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2013年01月25日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
352
ISBN:
9784044083113
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海上の道

  • 著者 柳田 国男
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2013年01月25日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
352
ISBN:
9784044083113

日本民俗学の巨人が著した最晩年の名著!

日本民族の祖先たちは、どのような経路をたどってこの列島に移り住み、いかなる技術・宗教・習俗を運んできたのか。表題作のほか、海や琉球にまつわる論考八篇を収載。大胆ともいえる学問的仮説を展開し、後世の幅広い領域に多大な影響を与えた最晩年の名著。
解説・中沢新一
日本民族の祖先たちは、どのような経路をたどってこの列島に移り住み、いかなる技術・宗教・習俗を運んできたのか。表題作のほか、海や琉球にまつわる論考八篇を収載。大胆ともいえる学問的仮説を展開し、後世の幅広い領域に多大な影響を与えた最晩年の名著。
解説・中沢新一

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

もくじ

まえがき

海上の道
海神宮考
みろくの船
根の国の話
鼠の浄土
宝貝のこと
人とズズダマ
稲の産屋
知りたいと思う事二、三

あとがき
注釈
地図
解説   中沢新一
索引

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「海上の道」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 【沖縄25】晩年の作(1961年)。柳田国男はどちらかというと初期の山人論の方に心惹かれるが、沖縄と言えば本書を外すわけにはいくまい。本書は論文集だが、すべて沖縄(八重山や奄美を含む)の民俗を手掛かりに日本の原 【沖縄25】晩年の作(1961年)。柳田国男はどちらかというと初期の山人論の方に心惹かれるが、沖縄と言えば本書を外すわけにはいくまい。本書は論文集だが、すべて沖縄(八重山や奄美を含む)の民俗を手掛かりに日本の原初の姿を明らかにしようとする論考ばかりだ。著者75歳から86歳までの文章は、相変わらず私などには手強過ぎるが、それでも日本史に埋もれてしまった日本の常民の姿を甦らせようとする意欲に感服する。ほとんどが結論的な断言をしていないので欲求不満にもなるが、それは後世の民俗学徒ひいては私たちに宿題を与えて↓ …続きを読む
    翔亀
    2021年11月19日
    41人がナイス!しています
  • 我々はどこから来たのか。日本人の起源を沖縄の習俗と絡めながら、常世や弥勒信仰、昔話を手がかりに解き明かそうとしている非常に壮大な論文。表題作では日本人の起源というよりは、むしろ稲作の起源という印象を受 我々はどこから来たのか。日本人の起源を沖縄の習俗と絡めながら、常世や弥勒信仰、昔話を手がかりに解き明かそうとしている非常に壮大な論文。表題作では日本人の起源というよりは、むしろ稲作の起源という印象を受ける。「稲の産屋」でもそうだけど稲作以前の事を意図的に無視しているような気がしてならない。むしろ常世を中心にした「海神宮考」「根の国の話」「鼠の浄土」、八重山と鹿島の共通を述べた「みろくの舟」の方が文化の伝播を知る上で興味深く読めた。それにしてもこの本、何故か読みながら不思議な郷愁を感じさせられる。 …続きを読む
    HANA
    2013年03月06日
    36人がナイス!しています
  • 本書では晩年の作が多いため、証拠が必ずしも十分でない仮説もあえて提示しており、なにか後進への宿題というか遺言のようでもある。あるいは当時にしてすでに古い言葉や風俗が急速に失われつつあった事に対する危機 本書では晩年の作が多いため、証拠が必ずしも十分でない仮説もあえて提示しており、なにか後進への宿題というか遺言のようでもある。あるいは当時にしてすでに古い言葉や風俗が急速に失われつつあった事に対する危機感ゆえか。次は本書の中の問いにどのような進展が見られたのか知りたくなった。 …続きを読む
    nata
    2020年08月31日
    4人がナイス!しています

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