新訂 妖怪談義

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  • 定価: 817(本体743円+税)
発売日:
2013年01月25日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
336
ISBN:
9784044083090
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新訂 妖怪談義

  • 定価: 817円 (本体743円+税)
発売日:
2013年01月25日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
336
ISBN:
9784044083090

妖怪研究の端緒となった書。小松和彦氏の校注付の決定版。

妖怪とは何か。河童・天狗の論考妖怪の名前を集めた〈妖怪名彙〉――。日本各地を歩き見聞した怪異伝承を 妖怪とは何か。河童・天狗の論考妖怪の名前を集めた〈妖怪名彙〉――。日本各地を歩き見聞した怪異伝承を編纂し、妖怪という文化現象から日本人の心を明らかにしようとした妖怪研究の集大成。引用文の出典とされる資料にもあたり、詳細な注と解説を付す決定版。解説・小松和彦 …続きを読む

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

もくじ

校注者はしがき

自序

妖怪談義
かはたれ時
妖怪古意──言語と民俗との関係──
おばけの声
幻覚の実験
川童の話
川童の渡り
川童祭懐古
盆過ぎメドチ談
小豆洗い
呼名の怪
団三郎の秘密
狐の難産と産婆
ひだる神のこと
ザシキワラシ (一)
ザシキワラシ (二)
己が命の早使い
山姥奇聞
入らず山
山人の市に通うこと
山男の家庭
狒々
山の神のチンコロ
大人弥五郎
じんだら沼記事
 附 大太法師伝説四種
一つ目小僧
一眼一足の怪
片足神
天狗の話
   ○   ○
妖怪名彙

解説   小松和彦

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「新訂 妖怪談義」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 2022年5冊目。とてもおもしろかった。民俗学を義務教育に入れるべき。「彼ら(都市の居住者)はほとんど例外も無く、幽霊をオバケと混同しているのである。幽霊の方ならば、町の複雑とした生活内情の下に発生しやす 2022年5冊目。とてもおもしろかった。民俗学を義務教育に入れるべき。「彼ら(都市の居住者)はほとんど例外も無く、幽霊をオバケと混同しているのである。幽霊の方ならば、町の複雑とした生活内情の下に発生しやすく、また少々は心当たりのある人もあって、次々の噂は絶えず、信じて怖れおののく者も出て来るので、これを我が同志者と心得て意見を交換しようとすると、がっかりする場合ばかり多いのである。(…)へんぐぇというからには正体が一応は不明で、しまいに勇士に遭って見顕わされるものときまっている。」 …続きを読む
    rueshё
    2022年02月07日
    49人がナイス!しています
  • 柳田国男の妖怪に関する論文というより随筆集と言ったほうがしっくりくるような一冊。一編一編が短くテーマを絞って書いているせいか、いつもの眉間に皺を寄せている様な内容ではなく好きな事を好きなように語ってい 柳田国男の妖怪に関する論文というより随筆集と言ったほうがしっくりくるような一冊。一編一編が短くテーマを絞って書いているせいか、いつもの眉間に皺を寄せている様な内容ではなく好きな事を好きなように語っている様な内容で、こちらも読んでいて穏やかなような懐かしいような気分にさせられた。内容も河童や山人、一つ目小僧に天狗に日暮れ時とこちらのノスタルジアを掻き立てるものばかり。後年の柳田民俗学がこういう物を切り捨てなければどうなっていたんだろう。それにしても「妖怪名彙」の注釈、微に入り細に入りその詳しさに圧倒される。 …続きを読む
    HANA
    2013年09月12日
    47人がナイス!しています
  • 柳田國男による妖怪についての論文。こどもの頃に祖母から冬休みに買って貰った水木しげるの妖怪辞典を読んでから今に至るまで妖怪とか怪異とかその手の話が大好きで仕方がない。怪異譚そのものではなく怪異の成り立 柳田國男による妖怪についての論文。こどもの頃に祖母から冬休みに買って貰った水木しげるの妖怪辞典を読んでから今に至るまで妖怪とか怪異とかその手の話が大好きで仕方がない。怪異譚そのものではなく怪異の成り立ち。妖怪の分布と変容。彼らのルーツとは何か。河童や天狗。日本人なら誰もが知る大物メジャー妖怪でも(だからこそか?)そのルーツはとてつもなく広く深い。面白い。ただ生きる上において全く役に立たない知識なので読む人間を選ぶよな。大人になってもこの手の話が大好きな方には是非一度チャレンジして頂きたい。 …続きを読む
    テツ
    2017年01月03日
    19人がナイス!しています

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