歌集 ひからせる

  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2026年08月25日
判型:
四六判
ページ数:
188
ISBN:
9784048765251

歌集 ひからせる

  • 著 道券 はな
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2026年08月25日
判型:
四六判
ページ数:
188
ISBN:
9784048765251

不器用な身体と滴る韻律がせめぎあう充実の第一歌集

ひかりは、傷のかたちをしている。
吊り革、睫毛、テープカッター、包装紙、母の背中。
見慣れたはずのものたちが、鋭い反射光のように、ふいにこちらを見返してくる。
道券はなさんの短歌は、日常の表面を撫でながら、その奥に沈んだ痛み、欲望、記憶、死者の気配までも、静かに発光させてしまう。
今日マチ子(漫画家)
〈髪色の明るい生徒を呼び出せば目が燃えている 心より先に〉
〈雨音にも文体がある肌寒い佐保川沿いを歩いてゆけば〉
〈ブラウスの後ろ留めてと言う母の背後にまわる息を殺して〉
人形への眼差しを通じて自らの内面をえぐった「嵌めてください」で、第66回角川短歌賞を受賞(選考委員=松平盟子、坂井修一、俵万智、藪内亮輔)。
欠落、喪失、不在のものへの小さな祈りは、ますます澄み、世界を照らす。希望の余韻にひたる全303首。
ひかりは、傷のかたちをしている。
吊り革、睫毛、テープカッター、包装紙、母の背中。
見慣れたはずのものたちが、鋭い反射光のように、ふいにこちらを見返してくる。
道券はなさんの短歌は、日常の表面を撫でながら、その奥に沈んだ痛み、欲望、記憶、死者の気配までも、静かに発光させてしまう。
今日マチ子(漫画家)
〈髪色の明るい生徒を呼び出せば目が燃えている 心より先に〉
〈雨音にも文体がある肌寒い佐保川沿いを歩いてゆけば〉
〈ブラウスの後ろ留めてと言う母の背後にまわる息を殺して〉
人形への眼差しを通じて自らの内面をえぐった「嵌めてください」で、第66回角川短歌賞を受賞(選考委員=松平盟子、坂井修一、俵万智、藪内亮輔)。
欠落、喪失、不在のものへの小さな祈りは、ますます澄み、世界を照らす。希望の余韻にひたる全303首。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

  • ニコニコカドカワ祭り2026

もくじ

1
嵌めてください
小石
テープカッター
睫毛
燃えている腕
退路
あお毛の馬
火の用心
刺繍
誤読
螺子
ひかりを撒いて
フジエダ珈琲

2
転調
黒と黄
梅の枝
パン焼き窯
光なのだから
茗荷
正倉院展
近鉄百貨店
包装紙
歌壇史
翻案

「歌集 ひからせる」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 未来短歌会道券はなさんの第一歌集。道券はなさんは93年奈良生まれ。15年未来短歌会入会。18年未来年間賞受賞。20年角川短歌賞受賞。20年の角川短歌賞受賞作品「嵌めてください」は本書の冒頭に置かれる。26年8月刊 未来短歌会道券はなさんの第一歌集。道券はなさんは93年奈良生まれ。15年未来短歌会入会。18年未来年間賞受賞。20年角川短歌賞受賞。20年の角川短歌賞受賞作品「嵌めてください」は本書の冒頭に置かれる。26年8月刊。静かな詠い口で静かな日常の詩情がたちのぼる。「ひからせる」というタイトルにふさわしく、日常の一コマ一コマが光り輝くかけがえのない一瞬に変換させる静かな力を持つ歌集。 …続きを読む
    あや
    2026年10月15日
    19人がナイス!しています

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