角川文庫

冥談

発売日:
2013年12月25日
商品形態:
電子書籍
冥談 電子版
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ふいに日常が闇につつまれる、生と死のあわいの物語

庭に咲く艶々とした椿の花とは対照に、暗い座敷に座る小山内君は痩せ細り、土気色の顔をしている。僕は小山内君に頼まれて留守居をすることになった。襖を隔てた隣室に横たわっている、妹の佐弥子さんの死体とともに。しかしいま、僕の目の前に立つ佐弥子さんは、儚いほどに白く、昔と同じ声で語りかけてくる。彼女は本当に死んでいるのだろうか。「庭のある家」をはじめ、計8篇を収録。生と死のあわいをゆく、ほの瞑(ぐら)い旅路。


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「冥談」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 文庫で再読です。オムニバス形式の短編集。生と死の間にいるような曖昧でほの暗さが感じられます。あの世がちらつくのには鳥肌が立ちました。完全に見せるわけではないというのがまた怖さを駆り立てるところです。 文庫で再読です。オムニバス形式の短編集。生と死の間にいるような曖昧でほの暗さが感じられます。あの世がちらつくのには鳥肌が立ちました。完全に見せるわけではないというのがまた怖さを駆り立てるところです。
    優希
    2018年08月13日
    74人がナイス!しています
  • 743-352-9 京極夏彦には珍しく(?)短篇集。後の遠野物語にも通じる感じかな。やはり京極堂シリーズの本編が早く読みたい。 743-352-9 京極夏彦には珍しく(?)短篇集。後の遠野物語にも通じる感じかな。やはり京極堂シリーズの本編が早く読みたい。
    Yuna Ioki☆メディアミックス祭参加中。
    2014年11月05日
    55人がナイス!しています
  • 短篇集。どの話も、ゾッとするような恐怖ではないけれど、日常にふと顔を覗かせる怖い話。『幽談』のように物語に織り込まれた据わりの悪さや、正体のわからない不気味さは少なかったが、それよりも、より身近なとこ 短篇集。どの話も、ゾッとするような恐怖ではないけれど、日常にふと顔を覗かせる怖い話。『幽談』のように物語に織り込まれた据わりの悪さや、正体のわからない不気味さは少なかったが、それよりも、より身近なところに潜んでいる恐怖が多かった。本当に死んでいるのか、それとも生きているのか。彼岸と此岸のなんと曖昧なことよ。「過ぎた時は、死んだ今。記憶というのは、今の幽霊」ラストの『先輩の話』だけは少し異質で、酷く切ないラストだったが、個人的には『凬の橋』『柿』に薄ら寒さを感じた。 …続きを読む
    つたもみじ
    2014年05月10日
    35人がナイス!しています

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