- 著者 京極 夏彦
- 定価: 円(本体 円+税)
- 発売日:
- 2020年05月22日
- 判型:
- 文庫判
- 商品形態:
- 文庫
- ページ数:
- 496
- ISBN:
- 9784041084458
文庫版 厭な小説
- 著者 京極 夏彦
- 定価: 円(本体 円+税)
- 発売日:
- 2020年05月22日
- 判型:
- 文庫判
- 商品形態:
- 文庫
- ページ数:
- 496
- ISBN:
- 9784041084458
「それは、安全な殺人なんだ」常軌を逸した不可解の連続。その先には――?
厭なのに、ページを捲らずにはいられない――
「厭で厭で厭で堪らなくって、それでみんな逃げ出したんだ。会社から、人生から、日常から、人間から――」
職場と家庭の人間関係に苦悩する私の家に現れた、巨大な顔に山羊のような瞳を持つ子供らしきもの。
永遠の幸福をくれるというホテルで、安全な殺人を行うこととなったホームレスの男。
何故か僕が厭だと思うことだけを繰り返す、異常な彼女――。
あなたに擦り寄る戦慄と驚愕。世にも奇怪な、7つの物語。
解説・平山夢明 「京極夏彦が都会と現代を部品にして組み立てた妖怪譚なのではないか」
「厭で厭で厭で堪らなくって、それでみんな逃げ出したんだ。会社から、人生から、日常から、人間から――」
職場と家庭の人間関係に苦悩する私の家に現れた、巨大な顔に山羊のような瞳を持つ子供らしきもの。
永遠の幸福をくれるというホテルで、安全な殺人を行うこととなったホームレスの男。
何故か僕が厭だと思うことだけを繰り返す、異常な彼女――。
あなたに擦り寄る戦慄と驚愕。世にも奇怪な、7つの物語。
解説・平山夢明 「京極夏彦が都会と現代を部品にして組み立てた妖怪譚なのではないか」
もくじ
厭な子供
厭な老人
厭な扉
厭な先祖
厭な彼女
厭な家
厭な小説
厭な解説 平山夢明
厭な老人
厭な扉
厭な先祖
厭な彼女
厭な家
厭な小説
厭な解説 平山夢明
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「文庫版 厭な小説」感想・レビュー
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厭だ。あれは厭だ。厭なもの。あんなものは幻覚だ。この現実世界に、あれはあってはいけないものだ。厭だ厭だ厭だ。繰り返す、来る日も来る日も。意思疎通も出来ず、非現実で正体不明の恐怖。あれは何だ?怯えて怯え …続きを読む2020年06月19日34人がナイス!しています
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「厭だ」の一言から始まる7つの物語。題名は全て「厭な〇〇」と全てが不快、謎な怪異じみたことも起こるし、この小説には現代社会のあらゆる厭なものが詰まっています。しかし個人的所感ではありますが、所謂イヤミ …続きを読む2020年06月24日31人がナイス!しています
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今回も京極作品独特の「間」が冴える。不気味で不快で忌々しい。それなのに、つい読んでしまう狂気じみた凄く厭な小説7編。特に「厭な彼女」の話が堪らなく厭で吐きそうで泣きそうで苛苛して…。倦怠感に呑み込まれ …続きを読む2020年05月29日31人がナイス!しています