• 古典風の序文に戸惑いましたが、本文は現代文に近かったので何とか読むことができました。 仕事の一線を退いてからの著書とのことですが、なかなか新鮮です。 論語を交えての国家観などは自分にとってとても難解で 古典風の序文に戸惑いましたが、本文は現代文に近かったので何とか読むことができました。 仕事の一線を退いてからの著書とのことですが、なかなか新鮮です。 論語を交えての国家観などは自分にとってとても難解でしたが、読書法など身近な話題も多く、とても参考になりました。 …続きを読む
  xtz

  2011年09月03日
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• 『青淵百話』の内から57話を抜き出した抄本です。若者向けに書かれた生き方の書です。本多静六の著作で絶賛されている通り、渋沢さんが人格者であることは間違いないようです。ただ、「俺はできた人間だ」というよ 『青淵百話』の内から57話を抜き出した抄本です。若者向けに書かれた生き方の書です。本多静六の著作で絶賛されている通り、渋沢さんが人格者であることは間違いないようです。ただ、「俺はできた人間だ」というような思いが渋沢さんにあるのか、鼻につくような箇所が多々あります。「私も至らない人間だが、一緒に頑張ろう」とか「私も若いころ同じ失敗をした」という感じで語りかければ、より読者の心に響くと思うのですが。その点で、常に「自分は至らない人間だが、あえて忠告する」という態度の新渡戸稲造や本多静六の著作には劣るかも。 …続きを読む
  耳目之学(不定期更新中)

  2011年05月25日
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• 近代日本経済の父による世相論。 「窮民を統計的に研究してみると、彼らには必ず一貫した通用性がある。それは、自分さえ宜しければ他人はどうでも構わぬということを常に考えておる。」「多いということには際限が 近代日本経済の父による世相論。 「窮民を統計的に研究してみると、彼らには必ず一貫した通用性がある。それは、自分さえ宜しければ他人はどうでも構わぬということを常に考えておる。」「多いということには際限がない。どこまでいったら終局であろうか」「自分の甘いと思うところのものを、ただちに万人に甘いと思わせることは不可能ごとである。」事業について。各々長ずるところによりて事業を奨励すれば、たとえその人自身は自己の利益のみを図る目的に出るとしても、従事する業務が正しくありさえすれば、その結果は国家社会のためになる。 …続きを読む
  小野靖貴

  2018年06月23日
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