• アクナートンは死に、内憂と外患を抱えたエジプトは戦乱の時代へ。この戦争と嘆きを繰り返す人の世とは何なのでしょう。アトン神の愛と平等の夢に生きたアクナートンとそれを説くシヌヘ。彼らの夢と理想と、力を求め アクナートンは死に、内憂と外患を抱えたエジプトは戦乱の時代へ。この戦争と嘆きを繰り返す人の世とは何なのでしょう。アトン神の愛と平等の夢に生きたアクナートンとそれを説くシヌヘ。彼らの夢と理想と、力を求める権力者たちとが織り成すドラマのなかで、カプタやムティたち庶民の見せるしたたかな強さと愛情にどれほど力付けられたことか。この物語を通して、世界は結局変わりはしないのだというカプタの言葉には確かに納得する部分もあって、作者はこの色鮮やかな歴史絵巻で人の世の永遠の課題を示して見せていたのではないかと感じました。 …続きを読む
  syaori

  2017年07月07日
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• 頭蓋切開医シヌヘを語り手としたエジプトの歴史物語もついに大団円。アクナートンが目指したすべての民が平等で正義による統治をシヌヘなりに模索するが、周囲からは気が違った人と評され、友人ホレムテブやカプタか 頭蓋切開医シヌヘを語り手としたエジプトの歴史物語もついに大団円。アクナートンが目指したすべての民が平等で正義による統治をシヌヘなりに模索するが、周囲からは気が違った人と評され、友人ホレムテブやカプタからも理解が得られず孤立を深めていく。それどころか司祭エイエやホレムテブにそそのかされ、またしても人を殺めてしまう。エイエついでホレムテブがエジプトを支配し、ついにシヌヘはホレムテブによってプントの地へと追放され、そこでこの回顧録を書き綴るのだった。読めば読むほど考えさせられ、最後は満足して読み終えた。 …続きを読む
  スターライト

  2018年03月10日
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• 面白いので、また復刊してほしい。 面白いので、また復刊してほしい。
  saba

  2012年07月24日
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