普通の愛

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
1993年04月09日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
192
ISBN:
9784041867013
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普通の愛

  • 著者 尾崎 豊
  • カバーデザイン 田島 照久
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
1993年04月09日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
192
ISBN:
9784041867013

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「普通の愛」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 尾崎豊の私小説かと思わせる短編集。 生き急いだ運命を思わずにはいられない。  留置所の体験を綴った「フェアリー・ウィスパー」、壊れた夫婦の関係の「普通の愛」、 兄との思い出の「雨の中の軌跡」が印象的だ 尾崎豊の私小説かと思わせる短編集。 生き急いだ運命を思わずにはいられない。  留置所の体験を綴った「フェアリー・ウィスパー」、壊れた夫婦の関係の「普通の愛」、 兄との思い出の「雨の中の軌跡」が印象的だった。 読み終わっってからの余韻で胸を締め付けられる感覚はめったに無い。 …続きを読む
    ナチュラ
    2015年05月19日
    16人がナイス!しています
  • 独特の言葉遣いをする人だとは思っていた。紛うことなくゴーストでなく尾崎による筆致である。〽オイラの〜胸の〜心の〜という歌詞の世界では貴重な才能だし、『仮面の告白』や『ランボー詩集』が認められる文学の世 独特の言葉遣いをする人だとは思っていた。紛うことなくゴーストでなく尾崎による筆致である。〽オイラの〜胸の〜心の〜という歌詞の世界では貴重な才能だし、『仮面の告白』や『ランボー詩集』が認められる文学の世界でも渡っていけただろう。だが私が愛するのは、『卒業』や『十五の夜』等初期の名曲のようなシンプルでストレートな歌詞の世界である。『LOVE WAY』でドラッグの世界を描き『普通の愛』で夫人を描くという全き妥協と呵責のなさは、寸毫常人の及ぶところでない。尾崎は最期まで貫き通した。緩衝として斉藤由貴が必要だった。 …続きを読む
    nobody
    2020年07月21日
    15人がナイス!しています
  • 感度が高い人間であればあるほど、この世はノイズだらけだと思う。常人であれば気に留めないものでも受信してしまうアンテナを持っている為に生きづらくなる。自らの罪と醜さ、周囲からの重圧、裏切り、誘惑、様々な 感度が高い人間であればあるほど、この世はノイズだらけだと思う。常人であれば気に留めないものでも受信してしまうアンテナを持っている為に生きづらくなる。自らの罪と醜さ、周囲からの重圧、裏切り、誘惑、様々な目に見えないものに最後まで苦しみ続けた彼。彼の歌声や楽曲にある「渇望感」は、荒々しくも寂しく繊細な彼の生き様そのものなのだろう。この社会に、そして自分に抵抗し続けた彼の痛切な叫びなのだろう。彼が生きた時代に私も生きていたかった。同じ時代に生きて歌う彼の姿を同じ時代で見ていられたら、私は何を思っただろうか。 …続きを読む
    me
    2017年10月30日
    9人がナイス!しています

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