チョコリエッタ 電子版

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発売日:
2014年01月24日
商品形態:
電子書籍

チョコリエッタ

  • 著者 大島 真寿美
  • イラスト 後藤 美月
発売日:
2014年01月24日
商品形態:
電子書籍

こわばった心を解き放つ。映画へのオマージュに満ちた青春小説

進路調査に「犬になりたい」と書いて呼び出しをくらった知世子。彼女が幼稚園年長組の夏休み、家族旅行の道中で事故に遭い、母は帰らぬ人となった。「死にたい」「殺されたい」。からっぽの心に苛立ちだけがつのる高校2年生の夏、映画研究会OBである正岡の強引な誘いで、彼が構えるカメラの前に立つことに。レンズの向こう側へあふれるモノローグが、こわばった心を解き放つ。ゆるやかに快復する少女を描いた珠玉の青春小説。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

メディアミックス情報

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「チョコリエッタ」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 「犬になりたい」と願う知世子の願いがひりひりと沁みてくる。自分ではない何かになりたい、そんなことは叶わないから死んでしまいたい、でもそれは怖い。共感できるだけに、彼女の投げやりな言動が痛ましかった。心 「犬になりたい」と願う知世子の願いがひりひりと沁みてくる。自分ではない何かになりたい、そんなことは叶わないから死んでしまいたい、でもそれは怖い。共感できるだけに、彼女の投げやりな言動が痛ましかった。心の中でジェルソミーナと対話していたように、悔しいけれど、そう願ってしまうことがまさに生きている証なのだ。モノクロの世界を生きてきた彼女が色を取り戻す夏。良いことか悪いことかはわからないけれど、歩き続ければきっと道の先に何かがある。だから空っぽなんかじゃない。いつかあの瞬間を、愛おしさと共に思い出せますように。 …続きを読む
    ユメ
    2015年06月12日
    59人がナイス!しています
  • フェリーニの「道」へのオマージュと聞き、映画がすごく気になっていたが、結局、観ないうちに公開が終了してしまったため、代わりに手に取った原作。高二の夏、「道」でジェルソミーナがザンパノと旅にでたように、 フェリーニの「道」へのオマージュと聞き、映画がすごく気になっていたが、結局、観ないうちに公開が終了してしまったため、代わりに手に取った原作。高二の夏、「道」でジェルソミーナがザンパノと旅にでたように、チョコリエッタ/知世子は、映研OBの正岡と毎日撮影の旅に出る。脚本のない映画、チョコリエッタのモノローグ。夏が終わり、チョコリエッタの姿を映画に残して、知世子は知世子の「道」を歩み始める。ジェルソミーナのテーマの余韻が深く心に残る。 …続きを読む
    いたろう
    2015年02月11日
    50人がナイス!しています
  • 幼い頃に母親が亡くなった少女が主人公。全てに投げやりで常に不機嫌。およそ感情移入しにくいキャラだが、唯一の友達だった愛犬まで亡くしては無理からぬところか。作中頻繁に出てくるフェリーニの映画。そのせいか 幼い頃に母親が亡くなった少女が主人公。全てに投げやりで常に不機嫌。およそ感情移入しにくいキャラだが、唯一の友達だった愛犬まで亡くしては無理からぬところか。作中頻繁に出てくるフェリーニの映画。そのせいか作品を通じてどこかヨーロッパ映画の様な雰囲気を感じた。特に映画「道」のヒロインに自分をなぞる主人公。そこに危うさと憐れさを感じてしまう。そして映画に仮託して自分の存在感を模索する。彼女も平凡に愛情に飢えていたのだろう。心の空虚を埋める事が出来るのは肉親の愛。ほんのりそれを感じられたのでやや安心して読了。 …続きを読む
    エンリケ
    2017年05月11日
    39人がナイス!しています

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