草枕・二百十日 電子版

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発売日:
2000年09月01日
商品形態:
電子書籍

草枕・二百十日

  • 区分表記なし 夏目 漱石
発売日:
2000年09月01日
商品形態:
電子書籍

人間の事象一切を無私の眼で見る「草枕」。漱石には珍しい社会批評の方向を示す「二百十日」

「草枕」(明治39年)は漱石のいわゆる非人情の美学が説かれているロマンティシズムの極致である。非人情とは東洋古来の漢詩や俳句に流れている根本的態度であり、一切の人間の事象を自然に対すると同じ無私の眼で見ることだ。「二百十日」(明治39年)は、漱石には珍しい社会批評の方向を示す中篇小説。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

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「草枕・二百十日」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 2021年の漱石忌に。2つとも熊本の方の話。男が1人、都から遠く離れた温泉に行けば、宿には出戻りの綺麗な女の部屋しか空いておらず、男は知らずにその部屋に泊まる。夜にぼんやりと見える女。闇に浮かびあがる 2021年の漱石忌に。2つとも熊本の方の話。男が1人、都から遠く離れた温泉に行けば、宿には出戻りの綺麗な女の部屋しか空いておらず、男は知らずにその部屋に泊まる。夜にぼんやりと見える女。闇に浮かびあがるうなじの白さ。画家の主人公がとらわれるオフィーリアは、少し余計かな。 寺からの、夜の景色にすいこまれる。「ようこられた、退屈じゃろ」「あまり月がいいからきました」 ……すぐ懸崖とみえて、目の下に朧夜の海がたちまちに開ける。漁火がここ、かしこに、ちらついて、はるかの末は空に入って、星に化けるつもりだろう… …続きを読む
    ケイ
    2021年12月09日
    129人がナイス!しています
  • 『草枕』は既読。『二百十日』を読みたく手に取った。ところがこの『二百十日』を読んで意味が分からず戸惑う。解説によれば、この作品は『野分』の前段の作品である以外に意味はないとあり、自分の読解力のなさでは 『草枕』は既読。『二百十日』を読みたく手に取った。ところがこの『二百十日』を読んで意味が分からず戸惑う。解説によれば、この作品は『野分』の前段の作品である以外に意味はないとあり、自分の読解力のなさではないのだと安堵した。漱石はこの作品で華族や金持ちを繰り返し批判している。特に、終わり方の「阿蘇が轟々と百年の不平を限りなき碧空に吐き出している」の反体制ともとれる一文は穏やかでない。漱石は体制側の人間に思えるのだが、いったい何を不満に思っていたのだろう。明治の知識人による体制批判の書というのは大げさだろうか。 …続きを読む
    シュラフ
    2014年08月24日
    13人がナイス!しています
  • 「智に働けば角が立つ。情に棹させば流される。意地を通せば窮屈だ。とかくに人の世は住みにくい。」 とても好きな「草枕」の冒頭のです。「草枕」も「二百十日」も九州への旅をテーマにした小説だ。文章は流麗に 「智に働けば角が立つ。情に棹させば流される。意地を通せば窮屈だ。とかくに人の世は住みにくい。」 とても好きな「草枕」の冒頭のです。「草枕」も「二百十日」も九州への旅をテーマにした小説だ。文章は流麗に会話は小気味良く進む。 「草枕」は九州旅行をする画家の話。情緒的な話がツラツラと続く。こんなヤツがいたら相対せるだろうか?何回も読み直す人がいるのが分かる気がする。 「二百十日」はこれとはまったく反対で夏目漱石版の弥次喜多道中in阿蘇のお話し。軽快で人を食った会話がずっと続くので飽きずに読める。 …続きを読む
    まいど
    2012年12月20日
    12人がナイス!しています

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