アラビアの夜の種族

アラビアの夜の種族

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2001年12月25日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
664
ISBN:
9784048733342

アラビアの夜の種族

  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2001年12月25日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
664
ISBN:
9784048733342

語られるのは、存在しない物語。聖遷歴13世紀エジプトが舞台の奇書の登場

聴きたい者の前に、物語は姿を見せる。ナポレオンのエジプト侵攻をくい止めるため、奴隷アイユーブが探しだした「災厄の書」。そして、物語が現実を浸食し始める--。 聴きたい者の前に、物語は姿を見せる。ナポレオンのエジプト侵攻をくい止めるため、奴隷アイユーブが探しだした「災厄の書」。そして、物語が現実を浸食し始める--。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「アラビアの夜の種族」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • おもしろいんだけど……うーん、ハマりきれなかった。序盤はグイグイ読み進められるのだけど、後半、物語が収束に向かっていくところでファンタジー色が強くなりすぎるし、激しいバトルシーンの描写を細かくやりすぎて おもしろいんだけど……うーん、ハマりきれなかった。序盤はグイグイ読み進められるのだけど、後半、物語が収束に向かっていくところでファンタジー色が強くなりすぎるし、激しいバトルシーンの描写を細かくやりすぎているのが一因かもしれない。しかし、「書物」をテーマにした壮大な物語としては著者の力量が存分に感じられ、なかなか圧倒される。本好きによる本好きのための物語であり、そして本が読者を飲み込んでしまう物語でもある。あまり時間をかけず、連休などを使って一気に読んだほうがたぶん楽しめる。 …続きを読む
    徒花
    2017年10月24日
    327人がナイス!しています
  • 放たれた「物語」という名の刺客。常に1対1である読者と書物。愛書家の愛書家による愛書家のための…本を読む人間で良かった、こういう一冊に出逢いたいがために日々、読む(*^^*)千年の時間に翻弄され運命に弄ばれ 放たれた「物語」という名の刺客。常に1対1である読者と書物。愛書家の愛書家による愛書家のための…本を読む人間で良かった、こういう一冊に出逢いたいがために日々、読む(*^^*)千年の時間に翻弄され運命に弄ばれ物語の海に溺れ、続きが、続きがと、語られる夜を待ちわびる。真実の歴史と、語られ拡散し不滅となる砂の年代記。冒頭こそ読みにくいのか!?と懸念したけども、ズームルッドが語り始めるとともに語られるのと同じ速度で物語を追いずっぷり嵌まりこみ抗う術なし。まさに至福の読書体験な、年末(*´-`) …続きを読む
    さっとる◎
    2015年12月30日
    44人がナイス!しています
  • びあー、長かった。。。ナポレオンの進軍を足止めするために面白い本を編纂するぞ。語り部が紡ぐお話と、進軍を並行して語ります。夜が来る、語られる。(あと何日この夜は続くのだろう)と途方に暮れるが、残りのペー びあー、長かった。。。ナポレオンの進軍を足止めするために面白い本を編纂するぞ。語り部が紡ぐお話と、進軍を並行して語ります。夜が来る、語られる。(あと何日この夜は続くのだろう)と途方に暮れるが、残りのページが減る喜びで、どうにか気力を振り絞る。で、十九夜、二十夜、二十一夜。ふっ、とうとう語り部も疲れたのだな、と吹いた。その辺から今度は急に自分の世界に登場人物たちが飛び出してきてびっくりこいちゃったね。「物語とはなんぞや」ときた。ふぁー、そういう。なるほど大きい世界でした。お疲れ様、私。 …続きを読む
    りんご
    2023年02月12日
    41人がナイス!しています

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