アラビアの夜の種族 III

アラビアの夜の種族 III

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2006年07月25日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
416
ISBN:
9784043636051
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アラビアの夜の種族 III

  • 著者 古川 日出男
  • デザイン 片岡 忠彦
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2006年07月25日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
416
ISBN:
9784043636051

前人未踏、奇跡の大著、ここに完結!

読む者を狂気に導き、歴史さえも覆す一冊の書。夜な夜な語られるその物語のなか、英雄たちは思わぬ邂逅を果たし、「災厄の書」は完成するかに見えたが--。 読む者を狂気に導き、歴史さえも覆す一冊の書。夜な夜な語られるその物語のなか、英雄たちは思わぬ邂逅を果たし、「災厄の書」は完成するかに見えたが--。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「アラビアの夜の種族 III」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 外枠の物語は、ナポレオンのエジプト戦役を語る。それはほぼ史実通りであり、これを語る文体もまた文章体による硬質なものである。そしてアイユーブを座標軸の交点として語られる『アラビアの夜の種族』の物語。作者 外枠の物語は、ナポレオンのエジプト戦役を語る。それはほぼ史実通りであり、これを語る文体もまた文章体による硬質なものである。そしてアイユーブを座標軸の交点として語られる『アラビアの夜の種族』の物語。作者自身のあとがき(「仕事場にて」)によれば、それはアラビア語の俗語で語られてきた民潭を採録・編集したものであったらしいのだが、もちろんそれもまたフィクションであり、作者の巧妙なたくらみに他ならない。このあたりは実に巧いものだと思う。ただし、その民潭の部分の話体による語りが、まことに残念ながらRPGかアニメの⇒ …続きを読む
    ヴェネツィア
    2018年10月26日
    382人がナイス!しています
  • いよいよナポレオン・ボナパルトの侵攻が本格化してきたエジプト。アイユーブは「災厄の書」の完成を急ぎます。物語は作中作の主人公たちアーダム、ファラー、サフィアーンが三つ巴となりクライマックスへ向かいます いよいよナポレオン・ボナパルトの侵攻が本格化してきたエジプト。アイユーブは「災厄の書」の完成を急ぎます。物語は作中作の主人公たちアーダム、ファラー、サフィアーンが三つ巴となりクライマックスへ向かいます。第2巻での中だるみが嘘のように第3巻はぐいぐい読み進めることができるでしょう。おちゃらけた会話文も気にならなくなり、むしろそれを味と感じるようになります。夜ごと語られた百物語の結末、そして「災厄の書」がもたらしたものとは。読了したときに本作品がミステリとして楽しめるものだと気づきます。【日本推理作家協会賞】 …続きを読む
    hit4papa
    2017年06月10日
    53人がナイス!しています
  • 記憶と異界が交差しながら進む年代記。この手の作品は興味があるので没頭してしまいました。こんな衝撃的な物語があって良いのでしょうか。ハマります。 記憶と異界が交差しながら進む年代記。この手の作品は興味があるので没頭してしまいました。こんな衝撃的な物語があって良いのでしょうか。ハマります。
    優希
    2024年04月09日
    49人がナイス!しています

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