よって件のごとし 三島屋変調百物語八之続

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2022年07月27日
判型:
四六判
ページ数:
528
ISBN:
9784041121597

よって件のごとし 三島屋変調百物語八之続

  • 著者 宮部 みゆき
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2022年07月27日
判型:
四六判
ページ数:
528
ISBN:
9784041121597

生と死の狭間で語られる、一度きりの百物語 ――三島屋シリーズ第八弾

江戸は神田三島町にある袋物屋の三島屋は、風変わりな百物語をしていることで知られている。
語り手一人に聞き手も一人、話はけっして外には漏らさず、「語って語り捨て、聞いて聞き捨て」これが三島屋の変わり百物語の趣向である。
従姉妹のおちかから聞き手を受け継いだ三島屋の「小旦那」こと富次郎は、おちかの出産を控える中で障りがあってはならないと、しばらく百物語をお休みすることに決める。
休止前の最後の語り手は、商人風の老人と目の見えない彼の妻だった。老人はかつて暮らした村でおきた「ひとでなし」にまつわる顛末を語りだす――。
江戸は神田三島町にある袋物屋の三島屋は、風変わりな百物語をしていることで知られている。
語り手一人に聞き手も一人、話はけっして外には漏らさず、「語って語り捨て、聞いて聞き捨て」これが三島屋の変わり百物語の趣向である。
従姉妹のおちかから聞き手を受け継いだ三島屋の「小旦那」こと富次郎は、おちかの出産を控える中で障りがあってはならないと、しばらく百物語をお休みすることに決める。
休止前の最後の語り手は、商人風の老人と目の見えない彼の妻だった。老人はかつて暮らした村でおきた「ひとでなし」にまつわる顛末を語りだす――。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

【お詫びと訂正】

『よって件のごとし 三島屋変調百物語八之続』に関して、編集上の削除漏れの誤植がございました。
深くお詫び申し上げますとともに、下記の通り訂正させていただきます。

p110
【誤】 餅太郎は笑顔を満開にして、鼻をくんくんさせながら弥生を振り返った。
【正】 餅太郎は鼻をくんくんいわせて、弥生を振り返った。

今後とも「三島屋」シリーズをよろしくお願い申し上げます。


「よって件のごとし 三島屋変調百物語八之続」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 宮部 みゆきは、新作をコンスタントに読んでいる作家です。三島屋変調百物語シリーズも読み続けて8作目となりました。今回は中編3話、百話までは、まだまだ遠い道程です。オススメは、『賽子と虻』です。 https://k 宮部 みゆきは、新作をコンスタントに読んでいる作家です。三島屋変調百物語シリーズも読み続けて8作目となりました。今回は中編3話、百話までは、まだまだ遠い道程です。オススメは、『賽子と虻』です。 https://kadobun.jp/special/miyabe-miyuki/mishimaya/?_gl=1*nmwho6*_ga*MTY2MTk3NjU2LjE2NDcyNjY0NTU.*_ga_H02HL8LWS9*MTY2MTg2NTA1NS4xOC4wLjE2NjE4NjUwNTYuNTkuMC4w …続きを読む
    starbro
    2022年08月30日
    500人がナイス!しています
  • 学芸通信社配信から神戸新聞他新聞6紙に2020年7月〜2022年2月に渡り掲載されたものに加筆修正し、2022年7月角川書店刊。賽子と虻、土鍋女房、よって件のごとし、の3編を収録。三好愛さんの挿絵が楽しい。なんと言っ 学芸通信社配信から神戸新聞他新聞6紙に2020年7月〜2022年2月に渡り掲載されたものに加筆修正し、2022年7月角川書店刊。賽子と虻、土鍋女房、よって件のごとし、の3編を収録。三好愛さんの挿絵が楽しい。なんと言っても、賽子と虻が三島屋変調百物語枠を大きく超えるほどの出来で秀逸。神さまの世界の成立ちとことわり、そしてその終焉までが興味深く面白く書かれ、はらはらドキドキと謎で、とても楽しめました。 …続きを読む
    ひさか
    2022年09月18日
    330人がナイス!しています
  • 2022年発行、KADOKAWAの単行本。3編。『賽子と虻』閉じ込められるという点では6の『黒武御神火御殿』と同工異曲か。こちらは主人の許しを願うわけで、自分たちの知恵で脱出を図った『御殿』とは異なるが。『よって件 2022年発行、KADOKAWAの単行本。3編。『賽子と虻』閉じ込められるという点では6の『黒武御神火御殿』と同工異曲か。こちらは主人の許しを願うわけで、自分たちの知恵で脱出を図った『御殿』とは異なるが。『よって件のごとし』途中で助けを求められたからと言って、簡単に隣の藩に行っていいの、と気になったが、後半の逃げる場面では「逃散になる」と言っていた。助けにいく分にはいいのか。おそらく描かれている世界は日本の江戸時代に社会制度がよく似た別世界なんでしょう、現実の江戸時代にはこんな化け物が出なかったですから。 …続きを読む
    Tanaka9999
    2022年09月15日
    310人がナイス!しています

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