写楽

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2020年07月16日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
304
ISBN:
9784041096963
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写楽

  • 著者 皆川 博子
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2020年07月16日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
304
ISBN:
9784041096963

謎の絵師、写楽の正体に迫る圧巻の時代ミステリ

江戸の町に忽然と現れた謎の浮世絵師・写楽。天才絵師・歌磨の最大のライバルといわれ、名作を次々世に送り出し、たった十ヵ月で消えてしまった“写楽”とは、いったい何者だったのか――? 江戸の町に忽然と現れた謎の浮世絵師・写楽。天才絵師・歌磨の最大のライバルといわれ、名作を次々世に送り出し、たった十ヵ月で消えてしまった“写楽”とは、いったい何者だったのか――?

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「写楽」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • わずか10ヶ月の短い期間に絵師「東洲斎写楽」は存在した。謎に包まれた写楽を皆川さんは新たな命を吹き込んだ。「蔦屋重三郎」の目にとまり斬新さを買われる。鳶重は他にも「歌麿・十辺舎一九・北斎」達を見出した眼 わずか10ヶ月の短い期間に絵師「東洲斎写楽」は存在した。謎に包まれた写楽を皆川さんは新たな命を吹き込んだ。「蔦屋重三郎」の目にとまり斬新さを買われる。鳶重は他にも「歌麿・十辺舎一九・北斎」達を見出した眼力には恐れ入る。 …続きを読む
    のり
    2020年10月25日
    80人がナイス!しています
  • 「華やかな幻想空間の板一枚の下に、暗黒の奈落がある」これはわずか十ヶ月のあいだ、写楽として役者絵を描き、その後忽然と消えてしまった謎多き絵師の物語であり、その時代の江戸における歌舞伎、芝居、浮世絵、吉 「華やかな幻想空間の板一枚の下に、暗黒の奈落がある」これはわずか十ヶ月のあいだ、写楽として役者絵を描き、その後忽然と消えてしまった謎多き絵師の物語であり、その時代の江戸における歌舞伎、芝居、浮世絵、吉原の世界で生きた人たちの物語でもある。これまで読んできた皆川作品に共通する華やかな世界の裏側を描いたもののなかでは登場人物が多く薄味に感じたのは皆川さん自身が映画の脚本として書かれたものを元に小説にされたからなのかもしれない。それでもラストはやはり皆川さんだと唸らせる粋で妖艶で余韻に浸れる幕引きで良かった。 …続きを読む
    mii22.
    2020年09月27日
    70人がナイス!しています
  • 数々の謎に包まれた写楽。ここでの写楽は何と狂言の中で筋斗返りを得意とする男!しかも廓芸者と懇ろになり一目惚れした振袖新造を密かに想うという設定。一体何故?この疑問はあとがきで解決する。皆川さんは映画化 数々の謎に包まれた写楽。ここでの写楽は何と狂言の中で筋斗返りを得意とする男!しかも廓芸者と懇ろになり一目惚れした振袖新造を密かに想うという設定。一体何故?この疑問はあとがきで解決する。皆川さんは映画化の話を受け、無名の人間を私だけの写楽として書いたそうだ。あ〜なるほど。納得。だからこれは、あの写楽というよりは、芝居中の事故で筋斗としての道を絶たれ、役者の大首絵が全く売れず絵師としての希望も失い、最後は姿を消した一人の男の話。前半、芝居や役者の話が続き、知識ゼロの私には何言ってるのか分からなかった… …続きを読む
    mike
    2024年04月17日
    66人がナイス!しています

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