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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2020年03月24日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
256
ISBN:
9784041081983

愛と髑髏と

  • 著者 皆川 博子
  • 定価: 円(本体円+税)
発売日:
2020年03月24日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
256
ISBN:
9784041081983

皆川博子ファン待望の初期幻想短編集が、29年の時を経て復刊!

檻の中に監禁された美青年と犬の関係を鮮烈に描く「悦楽園」、無垢な少女の残酷さを抉り出す「人それぞれ噴火獣」、不可解な殺人に手を染めた女の姿が哀切な「舟唄」ほか、妖しく美しい輝きを秘めた短編集。


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「愛と髑髏と」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 皆川博子女史の描く女性陣は子供であれ、世界との違和感を抱えている。だからこその冷ややかさや沈黙、それでも依存するしかない媚びの惨めな匂いは腐敗する前の果実のように鼻を突く。そしてその匂いは、同種の人間 皆川博子女史の描く女性陣は子供であれ、世界との違和感を抱えている。だからこその冷ややかさや沈黙、それでも依存するしかない媚びの惨めな匂いは腐敗する前の果実のように鼻を突く。そしてその匂いは、同種の人間に痺れるような郷愁と悔恨を思い出させるだろう。特に「人それぞれに噴火獣」の母親の容赦ない言葉の生々しさには目を背けたくなる。そしてもう交わる事はなく、再会したとしても朧げで哀しく、だからこそ、自己憐憫の甘さに浸るだろう大人達。対して、自己憐憫から罪悪感へと到達した彼女は永遠に取り残されるという事実は救われない …続きを読む
    藤月はな(灯れ松明の火)
    2020年05月16日
    94人がナイス!しています
  • 自分が女であることをこんなに嫌悪しながらも密かにほくそ笑み悦びを感じるのはなぜだろう。残酷だと思う少女の行動も歪んだ愛情が狂気となり犯罪を犯してしまう女も、知らず知らずのうちに日常の隙間に闇をつくり、 自分が女であることをこんなに嫌悪しながらも密かにほくそ笑み悦びを感じるのはなぜだろう。残酷だと思う少女の行動も歪んだ愛情が狂気となり犯罪を犯してしまう女も、知らず知らずのうちに日常の隙間に闇をつくり、奈落の底へ突き落とされたのだ。恐怖と恍惚が背中合わせにある読書。深層心理を剥き出しにされ目の前にさらされた驚きと戸惑いと恐怖。強毒にして媚薬。皆川幻想小説はやはり危険、でも大好き。 …続きを読む
    mii22.
    2020年03月30日
    58人がナイス!しています
  • 澱んでいる。黒々と溜まっている。重く、凄惨に滞り。沈殿している。溜めて行くほか、なかったもの達。消化する事も、吐き出す事も、こぼす事も出来ず。内に沈め、押し留め、溜め続けるほかのなかった、叫びであり、 澱んでいる。黒々と溜まっている。重く、凄惨に滞り。沈殿している。溜めて行くほか、なかったもの達。消化する事も、吐き出す事も、こぼす事も出来ず。内に沈め、押し留め、溜め続けるほかのなかった、叫びであり、絶望であり、諦め。内にて押し留め続けたが故に、妖しく歪み、危うく、後ろ暗く、より密やかなものと化した、悪意であり、願いであり、欲望。生に在りながら、自らの在るそこに馴染む事の出来ぬ者達の、それら。拒まれ、遠ざけられ。現において異様とされた者達。不都合で、厄介で、醜いと、疎まれ、蔑まされ、軽視され続ける彼等の。 …続きを読む
    あ げ こ
    2020年03月30日
    14人がナイス!しています

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