愛と髑髏と 電子版
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発売日:
2020年03月24日
商品形態:
電子書籍

愛と髑髏と

  • 著者 皆川 博子
発売日:
2020年03月24日
商品形態:
電子書籍

皆川博子ファン待望の初期幻想短編集が、29年の時を経て復刊!

檻の中に監禁された美青年と犬の関係を鮮烈に描く「悦楽園」、無垢な少女の残酷さを抉り出す「人それぞれ噴火獣」、不可解な殺人に手を染めた女の姿が哀切な「舟唄」ほか、妖しく美しい輝きを秘めた短編集。


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「愛と髑髏と」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 自分が女であることをこんなに嫌悪しながらも密かにほくそ笑み悦びを感じるのはなぜだろう。残酷だと思う少女の行動も歪んだ愛情が狂気となり犯罪を犯してしまう女も、知らず知らずのうちに日常の隙間に闇をつくり、 自分が女であることをこんなに嫌悪しながらも密かにほくそ笑み悦びを感じるのはなぜだろう。残酷だと思う少女の行動も歪んだ愛情が狂気となり犯罪を犯してしまう女も、知らず知らずのうちに日常の隙間に闇をつくり、奈落の底へ突き落とされたのだ。恐怖と恍惚が背中合わせにある読書。深層心理を剥き出しにされ目の前にさらされた驚きと戸惑いと恐怖。強毒にして媚薬。皆川幻想小説はやはり危険、でも大好き。 …続きを読む
    mii22.
    2020年03月30日
    55人がナイス!しています
  • 澱んでいる。黒々と溜まっている。重く、凄惨に滞り。沈殿している。溜めて行くほか、なかったもの達。消化する事も、吐き出す事も、こぼす事も出来ず。内に沈め、押し留め、溜め続けるほかのなかった、叫びであり、 澱んでいる。黒々と溜まっている。重く、凄惨に滞り。沈殿している。溜めて行くほか、なかったもの達。消化する事も、吐き出す事も、こぼす事も出来ず。内に沈め、押し留め、溜め続けるほかのなかった、叫びであり、絶望であり、諦め。内にて押し留め続けたが故に、妖しく歪み、危うく、後ろ暗く、より密やかなものと化した、悪意であり、願いであり、欲望。生に在りながら、自らの在るそこに馴染む事の出来ぬ者達の、それら。拒まれ、遠ざけられ。現において異様とされた者達。不都合で、厄介で、醜いと、疎まれ、蔑まされ、軽視され続ける彼等の。 …続きを読む
    あ げ こ
    2020年03月30日
    13人がナイス!しています
  • とてもよかった。ひさびさに皆川ワールドに酔いしれました…。単純な愛でも憎しみでもない、未知のなにかが彼女たちの閉された心を満たし、溢れていく。おぞましく、悲しく、見ていられないけれど、見たい。自らを蝕 とてもよかった。ひさびさに皆川ワールドに酔いしれました…。単純な愛でも憎しみでもない、未知のなにかが彼女たちの閉された心を満たし、溢れていく。おぞましく、悲しく、見ていられないけれど、見たい。自らを蝕む毒は、不思議な解放感をも齎すようだ。「悦楽園」「舟唄」が特に好きかも。皆川作品への愛(と怖れ?)に溢れた服部まゆみさんの解説も必読! …続きを読む
    ふるい
    2020年04月05日
    11人がナイス!しています

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