愛と髑髏と 電子版
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発売日:
2020年03月24日
商品形態:
電子書籍

愛と髑髏と

  • 著者 皆川 博子
発売日:
2020年03月24日
商品形態:
電子書籍

皆川博子ファン待望の初期幻想短編集が、29年の時を経て復刊!

檻の中に監禁された美青年と犬の関係を鮮烈に描く「悦楽園」、無垢な少女の残酷さを抉り出す「人それぞれ噴火獣」、不可解な殺人に手を染めた女の姿が哀切な「舟唄」ほか、妖しく美しい輝きを秘めた短編集。

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「愛と髑髏と」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 古くは42年前(1978年)新しくとも37年前(1983年)初出の短編8作収録。幻想小説という言葉すら無い時代、静謐な狂気に満ちた世界は、毒と知りつつ呑むアブサンにも似て。艶っぽい意味でなく、年端もゆ 古くは42年前(1978年)新しくとも37年前(1983年)初出の短編8作収録。幻想小説という言葉すら無い時代、静謐な狂気に満ちた世界は、毒と知りつつ呑むアブサンにも似て。艶っぽい意味でなく、年端もゆかぬ少女であれ、不思議と【女】を感じてしまうのは、例え肌と情を重ねた仲であっても(怒れる女神は)論理も道理も突き抜けた結論に、一瞬にして到達しうる感性ゆえか。それは怒りや激情に駆られた時に限らず、平時であっても心の内で静かに超越繰り返しているように感じる。タフで複雑な女性に対し、男は脆弱で単純な生き物だ。→続 …続きを読む
    文庫フリーク@灯れ松明の火
    2020年06月07日
    122人がナイス!しています
  • 皆川博子女史の描く女性陣は子供であれ、世界との違和感を抱えている。だからこその冷ややかさや沈黙、それでも依存するしかない媚びの惨めな匂いは腐敗する前の果実のように鼻を突く。そしてその匂いは、同種の人間 皆川博子女史の描く女性陣は子供であれ、世界との違和感を抱えている。だからこその冷ややかさや沈黙、それでも依存するしかない媚びの惨めな匂いは腐敗する前の果実のように鼻を突く。そしてその匂いは、同種の人間に痺れるような郷愁と悔恨を思い出させるだろう。特に「人それぞれに噴火獣」の母親の容赦ない言葉の生々しさには目を背けたくなる。そしてもう交わる事はなく、再会したとしても朧げで哀しく、だからこそ、自己憐憫の甘さに浸るだろう大人達。対して、自己憐憫から罪悪感へと到達した彼女は永遠に取り残されるという事実は救われない …続きを読む
    藤月はな(灯れ松明の火)
    2020年05月16日
    96人がナイス!しています
  • たまに「自分はこの本に出会うために読書をしていたのだ」と思わさせられる一冊がある。自分にとって皆川博子作品とはそういった物。本書もその例に漏れず、どの作品もどの作品も濃厚な死と幻想をべったりと塗り付け たまに「自分はこの本に出会うために読書をしていたのだ」と思わさせられる一冊がある。自分にとって皆川博子作品とはそういった物。本書もその例に漏れず、どの作品もどの作品も濃厚な死と幻想をべったりと塗り付けられ、読んでいてこの上ない満足を覚えさせられる。散文詩風の「風」といい、牢に捕らえられた青年の記録「悦楽園」といい、子供独特の狂気を扱った「人それぞれに噴火獣」といい、どれも読んでいて甲乙付けられぬ傑作揃い、夢中になって読み進んでいくうちに甘美な牢獄にいつしか捕らえられている自分に気が付く、そんな極上の一冊。 …続きを読む
    HANA
    2020年07月08日
    69人がナイス!しています

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