ピタゴラスと豆

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2020年08月25日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
336
ISBN:
9784044005887
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ピタゴラスと豆

  • 著者 寺田 寅彦
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2020年08月25日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
336
ISBN:
9784044005887

晩年の昭和8~10年までに発表した科学の新知識を提供する作品を収録。

「結局自分に入用なものは、品物でも知識でも、自分で骨折って掘出すよりほかに途はない」(「錯覚数題」)。科学と文学をあざやかに融合させた寺田寅彦。随筆の名手が、晩年の昭和8年から10年までに発表した科学の新知識を提供する作品を収録する。表題作をはじめ、「錯覚数題」「夢判断」「三斜晶系」「震災日記より」「猫の穴掘り」「鷹を貰い損なった話」「鳶と油揚」等23篇。解説・角川源義、鎌田浩毅
「結局自分に入用なものは、品物でも知識でも、自分で骨折って掘出すよりほかに途はない」(「錯覚数題」)。科学と文学をあざやかに融合させた寺田寅彦。随筆の名手が、晩年の昭和8年から10年までに発表した科学の新知識を提供する作品を収録する。表題作をはじめ、「錯覚数題」「夢判断」「三斜晶系」「震災日記より」「猫の穴掘り」「鷹を貰い損なった話」「鳶と油揚」等23篇。解説・角川源義、鎌田浩毅

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

もくじ

蒸発皿
記録狂時代
言葉の不思議
錯覚数題
KからQまで
初冬の日記から
猫の穴掘り
変った話
マーカス・ショーとレビュー式教育
庭の追憶
ピタゴラスと豆
山中常盤双紙
鷹を貰い損なった話
喫煙四十年
鳶と油揚
夢判断
鴉と唱歌
自由画稿
随筆難
糸車
震災日記より
三斜晶系
埋もれた漱石伝記資料

解説・角川源義、鎌田浩毅

「ピタゴラスと豆」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 晩年の随筆集。面白かったー!腑に落ちる話もあれば身につまされる話もヒントを貰える話もあって何より単純に楽しい、何度も声出して笑ってしまった。と同時に泣けるような感覚にもなる。理系脳ですぐ観察するし数値 晩年の随筆集。面白かったー!腑に落ちる話もあれば身につまされる話もヒントを貰える話もあって何より単純に楽しい、何度も声出して笑ってしまった。と同時に泣けるような感覚にもなる。理系脳ですぐ観察するし数値化するし娘にメモ取らせて統計取るし、でも文章や表現には詩があって胸に響く。「すべては時の函数」「見るのは芸ではなくして活きる力」「『こく』のある退屈さ」等々。漱石先生大好きなんだなーというのも端々から伝わってきてぐっときた。芥川は百閒先生の山高帽が怖かったんだって!関東大震災の記録が圧巻。解説もありがたい。 …続きを読む
    こほ
    2023年08月16日
    9人がナイス!しています
  • 図書館本。晩年に書いたものが収録してある。震災日記に関東大震災にあった時の様子が書かれているが、自分のいる建物が大丈夫だと見極めると、学者らしく揺れの様子を観察している。文章から受ける印象が妙に冷静な 図書館本。晩年に書いたものが収録してある。震災日記に関東大震災にあった時の様子が書かれているが、自分のいる建物が大丈夫だと見極めると、学者らしく揺れの様子を観察している。文章から受ける印象が妙に冷静なので奇異に感じる。本の内容とは関係ないが「天災は忘れた頃にやってくる」は寺田寅彦による言葉だということをつい最近知った。 …続きを読む
    ロデタ
    2022年09月04日
    7人がナイス!しています
  • 【図書館本】 初・寺田寅彦。夏目漱石門下の1人である物理学者が晩年に発表した作品の随筆集。 専門的な物理な話ばかりではない。 日常生活からの着眼点が面白くて、表題からとてもかけ離れた話題にさらりと変えるの 【図書館本】 初・寺田寅彦。夏目漱石門下の1人である物理学者が晩年に発表した作品の随筆集。 専門的な物理な話ばかりではない。 日常生活からの着眼点が面白くて、表題からとてもかけ離れた話題にさらりと変えるのに違和感を抱かせない文章力が凄い。 他の作品も読んでみたいと思った1冊。 …続きを読む
    黒猫
    2022年01月19日
    3人がナイス!しています

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