去年の雪

去年の雪

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2020年02月28日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
280
ISBN:
9784041089842

去年の雪

  • 著者 江國 香織
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2020年02月28日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
280
ISBN:
9784041089842

この本を読んでいる時、あなたはひとりじゃない。

自由自在に時空をまたいで進む物語は、100人以上の登場人物の日常が織り込まれたタペストリーのよう。覗いているうちに、読者もまた、著者の作り出す世界の住人になってしまう。そして、思いもよらぬ地平へと連れてゆかれる。江國香織小説のエッセンスが最大限に味わえるファン待望の一冊です。 自由自在に時空をまたいで進む物語は、100人以上の登場人物の日常が織り込まれたタペストリーのよう。覗いているうちに、読者もまた、著者の作り出す世界の住人になってしまう。そして、思いもよらぬ地平へと連れてゆかれる。江國香織小説のエッセンスが最大限に味わえるファン待望の一冊です。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「去年の雪」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 江國 香織は、新作中心に読んでいる作家です。著者の新境地でしょうか? 現在&過去、100人以上の登場人物が織り成す連作ショートストーリー集、雰囲気は悪くないですが、内容とタイトルとにギャップがある感じがし 江國 香織は、新作中心に読んでいる作家です。著者の新境地でしょうか? 現在&過去、100人以上の登場人物が織り成す連作ショートストーリー集、雰囲気は悪くないですが、内容とタイトルとにギャップがある感じがしました。 https://www.kadokawa.co.jp/topics/4217 …続きを読む
    starbro
    2020年05月26日
    319人がナイス!しています
  • 時空間を超えて、人々の日常を同量・同質に連綿と描いていきます。夢・前世・幻・気配・精霊・あちらとの交信・どこからかの言葉として、歴然と曖昧に繋がります。未来の記憶なのか、過去の変化なのか、現在の不確実 時空間を超えて、人々の日常を同量・同質に連綿と描いていきます。夢・前世・幻・気配・精霊・あちらとの交信・どこからかの言葉として、歴然と曖昧に繋がります。未来の記憶なのか、過去の変化なのか、現在の不確実なのか、全く新しい読書体験ができます。心に訴えかけてくるものというのは、存外そこらじゅうにあるとうことを教えてくれる、せいせいした気持ちになる、実験的な作品です。 …続きを読む
    旅するランナー
    2020年05月02日
    233人がナイス!しています
  • ひとり二、三頁、人物が流れるように通り過ぎていく。いや、雪だから降り積もっていくと云うべきか。描かれるのは生と死、それと若干の性。死者もあらわれ、中世から現代まで時間を行ったり来たりする。繋がりに気づ ひとり二、三頁、人物が流れるように通り過ぎていく。いや、雪だから降り積もっていくと云うべきか。描かれるのは生と死、それと若干の性。死者もあらわれ、中世から現代まで時間を行ったり来たりする。繋がりに気づいたり気づかなかったり、気づかなくても問題なく読めて、そもそも繋がってなかったりもする。唐突な転換を繰り返す僕ら読者は死者の視点か。或いはSNSのタイムラインを眺める感覚とも似ている。生活の断片を垣間見るのがこの上なく心地いい。小説ってこんなこともできるのね。ずっと読んでいられる。久しぶりの愉しい読書だった。 …続きを読む
    こーた
    2023年12月17日
    182人がナイス!しています

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