はだかんぼうたち
「本の雑誌」2013年上半期1位
「本の雑誌」2013年上半期1位
「本の雑誌」2013年上半期1位
冒頭から雨を使ったシーンがあり、それが静けさを感じさせるのですが、静かながらも「次は一体どうなるんだろう?」と読む者に思わせてくれる作品でした。誰か一人に焦点をあてるのではなく、何人もの登場人物に細かく焦点をあてていたので、飽きることなく最後まで読むことができました。(mashkaさん)
異なる幾種類もの女の行動を恐ろしく見事に書き分けている。「女」とひとくくりにする行為の愚かさに改めて気づかされる。登場人物それぞれに共感を覚え、また反感を覚える。読み終えて、各章で主役として登場するすべての女が、自分の人生を楽しんでいることに気付く。(かえるさん)
恋愛における幸せって何だろう、と考えさせられる小説でした。登場人物たちが、あまりにも自分をむきだしにして生きているので驚きます。「はだかんぼうたち」というタイトルを読んで、この小説にぴったりだな、と思いました。(ありんこさん)