万葉集をつくった男 小説・大伴家持

万葉集をつくった男 小説・大伴家持

試し読みをする

※電子書籍ストアBOOK☆WALKERへ移動します。

購入する
試し読みをする

※電子書籍ストアBOOK☆WALKERへ移動します。

label
  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2019年05月24日
判型:
文庫判
ページ数:
352
ISBN:
9784041084991
label

万葉集をつくった男 小説・大伴家持

  • 著者 篠崎 紘一
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2019年05月24日
判型:
文庫判
ページ数:
352
ISBN:
9784041084991

『万葉集』をつくり、怨霊を鎮める--。壮大な試みを描く歴史ロマン小説!

古来、武をもって朝廷に仕えた大伴氏に、旅人、家持と、2代続けて歌才に恵まれた当主が現れた。愛妻の死、叔母・坂上郎女の支配に苦悩しつつ、家持は生まれながらの使命である『万葉集』編纂に奔走する! 古来、武をもって朝廷に仕えた大伴氏に、旅人、家持と、2代続けて歌才に恵まれた当主が現れた。愛妻の死、叔母・坂上郎女の支配に苦悩しつつ、家持は生まれながらの使命である『万葉集』編纂に奔走する!

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「万葉集をつくった男 小説・大伴家持」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 令和初のお正月だし、絵本『越中万葉』が好きで大伴家持についてもっと知りたくなった。けど前半読みづらくて苦戦。なにせ名前が読めない。知識不足もあるが、キラキラネームくらい難しい。小説だけどエピソードの羅 令和初のお正月だし、絵本『越中万葉』が好きで大伴家持についてもっと知りたくなった。けど前半読みづらくて苦戦。なにせ名前が読めない。知識不足もあるが、キラキラネームくらい難しい。小説だけどエピソードの羅列という感じで心を寄り添わすことができない。と、不満たらたら読み進むうち怨霊合戦みたいな様相になって、気づいたらのめり込んでいた。「万葉集は、偉大な神力を有する大神が鎮座する、聖なる書である」投げ出さずに読んでよかった。 …続きを読む
    mocha
    2020年01月06日
    85人がナイス!しています
  • 一生をかけ万葉集を編纂した大伴家持の生涯の物語。大伴の氏上として、為政者として、さまざまな権力争いに巻き込まれ時には挫けつつも、真摯に万葉集を世に出そうと奮闘するのだけど、公にされるのは家持の死後数年 一生をかけ万葉集を編纂した大伴家持の生涯の物語。大伴の氏上として、為政者として、さまざまな権力争いに巻き込まれ時には挫けつつも、真摯に万葉集を世に出そうと奮闘するのだけど、公にされるのは家持の死後数年経ってから。それを見届け家持の霊は成仏できたのだろうな。それにしてもこの時代(奈良時代の終わり頃)の人々のメンタリティが興味深い。現世と隠り世の境目が薄く、呪術と怨霊が力を持ち、言霊の力が重んじられていた時代に編まれた万葉集は、強力なパワーを秘めた歌集だということが知れてよかった。 …続きを読む
    luadagua
    2025年07月15日
    10人がナイス!しています
  • 万葉集を編纂した大伴家持を、歌人としてでなく、政に参画する公卿や武人としての一面も描いているのが興味深く、政争で力を削がれていく大伴氏の動向や、橘諸兄、藤原仲麻呂、藤原百川、藤原種継、道鏡と、入れ替わ 万葉集を編纂した大伴家持を、歌人としてでなく、政に参画する公卿や武人としての一面も描いているのが興味深く、政争で力を削がれていく大伴氏の動向や、橘諸兄、藤原仲麻呂、藤原百川、藤原種継、道鏡と、入れ替わり登場する権力者の栄枯盛衰もよくわかる。言霊、悪霊、呪いなどが当たり前のように語られるからファンタジーっぽく感じるけれど、それが当時の人々の心性なのだね。ところどころ顔を出す美文調の文章のせいで読みづらく、物語としてもいささか駆け足なのが物足りないものの、これ以上に長いと挫けそうだな。 (★★★☆☆) …続きを読む
    yamakujira
    2021年09月06日
    6人がナイス!しています

powered by 読書メーター

この著者の商品

最近チェックした商品