肉小説集

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2017年09月23日
判型:
文庫判
ページ数:
256
ISBN:
9784041055748
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肉小説集

  • 著者 坂木 司
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2017年09月23日
判型:
文庫判
ページ数:
256
ISBN:
9784041055748

ダメなところに味がある!おいしくてくせになる、絶品「肉」小説。

凡庸を嫌い、「上品」を好むデザイナーの僕。正反対な婚約者には、さらに強烈な父親がいて――。(「アメリカ人の王様」)不器用でままならない人生の瞬間を、肉の部位とそれぞれの料理で彩った傑作短編集。 凡庸を嫌い、「上品」を好むデザイナーの僕。正反対な婚約者には、さらに強烈な父親がいて――。(「アメリカ人の王様」)不器用でままならない人生の瞬間を、肉の部位とそれぞれの料理で彩った傑作短編集。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「肉小説集」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 初読み作家さんの豚肉絡みの短編集。肉にまつわる小説って私にはとても新しい感じで良かったです。主人公が全員男というのも良かったです。学生、社会人等年齢も様々の主人公の心情を巧く書いていて違和感がないと思 初読み作家さんの豚肉絡みの短編集。肉にまつわる小説って私にはとても新しい感じで良かったです。主人公が全員男というのも良かったです。学生、社会人等年齢も様々の主人公の心情を巧く書いていて違和感がないと思いました。1作目『武闘派の爪先』はあんまり好きな感じではなかったですが他の作品はどれも良かったです。『アメリカ人の王様』は不覚にも泣きそうでした。肉の脂身の表現が巧くて、胃もたれするかと思いました。 …続きを読む
    2017年12月09日
    205人がナイス!しています
  • 私は美味しそうな食べ物が出る本が大好きなので本作も文庫化を待っていたのだが(「和菓子のアン」だってすごく美味しそう)読んでビックリ!6つの短編になっているのだがどの料理も「まずそう」。好きだったモノま 私は美味しそうな食べ物が出る本が大好きなので本作も文庫化を待っていたのだが(「和菓子のアン」だってすごく美味しそう)読んでビックリ!6つの短編になっているのだがどの料理も「まずそう」。好きだったモノまで「うわぁ。食べたくない~」となる。そしてもう一つ。主人公が全て「男性」女性の立場で読んでも面白かった。特に「アメリカ人の王様」「肩の荷(+9)」はとても面白かった。「ほんの一部」はちょっと苦手。しかし、よくここまでまずそうに書いたなぁとある意味感心してしまった。 …続きを読む
    ゆのん
    2017年10月10日
    142人がナイス!しています
  • 様々な肉欲溢れ、しずる感満載だが、クセは非常に強く、もはや嗜好品レベルな短編集。部位別を示した表紙画はあたかもレストランのメニューのようで、自ずと「美味しそう」な料理と人情噺を期待する。が、実際は予想 様々な肉欲溢れ、しずる感満載だが、クセは非常に強く、もはや嗜好品レベルな短編集。部位別を示した表紙画はあたかもレストランのメニューのようで、自ずと「美味しそう」な料理と人情噺を期待する。が、実際は予想のはるか斜め上を行く「肉欲」に塗れた展開と、インパクトある形容詞に、読者を「大きく」選ぶ。時々、平山夢明「ダイナ―」を彷彿するが、登場人物の描写には大きく差があり。さて、本書、個人的には、トンカツを食しながら展開する婿と義父の物語「アメリカ人の王様」が、食事シーンの不快感に反比例する読後感の良さで印象に残る。 …続きを読む
    sayan
    2021年04月19日
    125人がナイス!しています

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