- 著者 芦沢 央
- 定価: 円(本体 円+税)
- 発売日:
- 2015年04月25日
- 判型:
- 文庫判
- 商品形態:
- 文庫
- ページ数:
- 320
- ISBN:
- 9784041023877
第3回 野性時代フロンティア文学賞
罪の余白
- 著者 芦沢 央
- 定価: 円(本体 円+税)
- 発売日:
- 2015年04月25日
- 判型:
- 文庫判
- 商品形態:
- 文庫
- ページ数:
- 320
- ISBN:
- 9784041023877
学校で転落死した娘を、知ろうとする父が行き着いた驚愕の真実とは--
高校のベランダから転落した加奈の死を、父親の安藤は受け止められずにいた。娘はなぜ死んだのか。自分を責める日々を送る安藤の前に現れた、加奈のクラスメートの協力で、娘の悩みを知った安藤は。
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「罪の余白」感想・レビュー
読者モニターレビュー
今まさに話題となっているイジメの問題を通して現代の闇が描かれている。加害者と被害者、そしてその家族の視点で物語が進み読み始めたら止まらなくなった。人間関係が不安な様子、悪意をもって人を貶めようとする様子がとても現実的で、自分のすぐ近くでもこんなことが起きているのではと思わされた。(TELさん)
女子高生のヒエラルキーがリアルに書かれていて怖い。最近も「大津いじめ事件」が大きく報道されたこともあり、あり得るなというか、あるあると思ってしまう現実感が怖いのである。題材的に、悲しく辛い内容なのだが、最後に一筋の光が見え、少しは救われた気がした。(石油王さん)
まずタイトルが絶妙。罪を証明できるか、罪の手前なのか、いろんな取りかたができますね。咲の自己中心的な全能感に満ち溢れた、傲慢なキャラクターモデリングが非常にリアルで、好感と嫌悪感を同時に感じられ、不気味な印象を受けます。いたいた、こういう奴って、学生時代を思いだしました。(ユウさん)