チョコリエッタ

チョコリエッタ

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2003年02月28日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
176
ISBN:
9784048734462

チョコリエッタ

  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2003年02月28日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
176
ISBN:
9784048734462

こわばったモノクロ世界が、鮮やかに色づいてやわらいでいく、物語。

現実にうまく馴染めず、「チョコリエッタ」という虚構の名前にくるまり世間から逃避していた知世子は、映研での自主映画制作の過程で、本来の生気を取り戻し、窮屈なしがらみからのびのび解放されていく――。 現実にうまく馴染めず、「チョコリエッタ」という虚構の名前にくるまり世間から逃避していた知世子は、映研での自主映画制作の過程で、本来の生気を取り戻し、窮屈なしがらみからのびのび解放されていく――。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「チョコリエッタ」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 高校の映画研倶楽部の知世子さんは6歳の時に父親の運転する車で事故に遭い、母を喪う。 父は残された知世子さんの事をかえりみず、父の妹に育てられる。 喪失感は分かるのですが、叔母さんに甘えすぎかな。 そして先 高校の映画研倶楽部の知世子さんは6歳の時に父親の運転する車で事故に遭い、母を喪う。 父は残された知世子さんの事をかえりみず、父の妹に育てられる。 喪失感は分かるのですが、叔母さんに甘えすぎかな。 そして先輩との撮影場面も含めて、この小説全体から感じたのは、高校・大学等の映画研で素人が創る映画そのもの。 文としてよりも映像が浮かんできました。 …続きを読む
    ぶんこ
    2015年03月26日
    44人がナイス!しています
  • 大島作品で読み落としていた1冊。愛犬ジュリエッタを亡くし、チョコリエッタという名の犬として過ごしたひと夏の物語。映画研究部の先輩と撮ったビデオも、チョコリエッタになった知世子もわかったようでわからない 大島作品で読み落としていた1冊。愛犬ジュリエッタを亡くし、チョコリエッタという名の犬として過ごしたひと夏の物語。映画研究部の先輩と撮ったビデオも、チョコリエッタになった知世子もわかったようでわからない。だけど、大島さんの描く空気感が、生きにくい一時期をキラキラしたものに見せていたような気がした。 …続きを読む
    キラ@道北民
    2017年04月05日
    33人がナイス!しています
  • 読み終わった時はふ~んって感じだったんだけど、ジワジワきてる。どうしようもなく不安定で先の見えない苦しい時期を漂うような。読んでいて心もとない浮遊感を覚えた。先輩と一緒に映画を作りチョコリエッタを演じ 読み終わった時はふ~んって感じだったんだけど、ジワジワきてる。どうしようもなく不安定で先の見えない苦しい時期を漂うような。読んでいて心もとない浮遊感を覚えた。先輩と一緒に映画を作りチョコリエッタを演じるひと夏がとても瑞々しく描かれている。森川葵さん・菅田将暉さんで今年映画化されていたらしい。キャスト凄くハマってるな。DVDで観てみよう。 …続きを読む
    おかだ
    2015年11月27日
    19人がナイス!しています

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