女だてら

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2023年02月24日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
432
ISBN:
9784041123355
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女だてら

  • 著者 諸田 玲子
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2023年02月24日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
432
ISBN:
9784041123355

男装の麗人として名高い、漢詩人・原采蘋の人生を描く圧巻の時代ミステリ!

文政11年、漢詩人・原古処の娘であるみちは、若侍に姿を変えた。昨年、秋月黒田家の嫡子が急死し、福岡の黒田本家の専横に対抗できる人物を立てるべく、京、そして江戸へと向かう密命をおびたためだ。女であることをひた隠しにしながら任務に邁進するみちに、兄の友人・石上玖左衛門という心強い旅の道連れができる。だが酒を酌みかわし、心を通わせていく一方で、みちは、彼にも秘密があるのではないかと疑心暗鬼に囚われる。不気味な追っ手の影、錯綜する思惑、巨大な陰謀―聡明なみちは得意の変装術と機転で、危機を切り抜けていくが…。実在した漢詩人・原采蘋の数奇な半生と、秋月黒田家お家騒動の驚きの内幕をスリリングに描いた、圧巻の歴史ミステリー。
文政11年、漢詩人・原古処の娘であるみちは、若侍に姿を変えた。昨年、秋月黒田家の嫡子が急死し、福岡の黒田本家の専横に対抗できる人物を立てるべく、京、そして江戸へと向かう密命をおびたためだ。女であることをひた隠しにしながら任務に邁進するみちに、兄の友人・石上玖左衛門という心強い旅の道連れができる。だが酒を酌みかわし、心を通わせていく一方で、みちは、彼にも秘密があるのではないかと疑心暗鬼に囚われる。不気味な追っ手の影、錯綜する思惑、巨大な陰謀―聡明なみちは得意の変装術と機転で、危機を切り抜けていくが…。実在した漢詩人・原采蘋の数奇な半生と、秋月黒田家お家騒動の驚きの内幕をスリリングに描いた、圧巻の歴史ミステリー。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

もくじ

目次

序章〈発端〉
第一章〈京〉
第二章〈東海道〉
第三章〈江戸〉
終章〈二年後〉

主な参考文献
あとがき
解説 大矢博子

「女だてら」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 実在の人物をフィクションの世界に投影していろんな角度から読ませる時代小説。儒学者の娘・みちが藩の存亡を救うため、密命を帯び京から江戸に向けて旅立つ。ただ、女性であることは様々な障壁に出会うであろうと武 実在の人物をフィクションの世界に投影していろんな角度から読ませる時代小説。儒学者の娘・みちが藩の存亡を救うため、密命を帯び京から江戸に向けて旅立つ。ただ、女性であることは様々な障壁に出会うであろうと武士の姿で旅立つのである。幸いにもみちの兄の友人も若年寄の命を受け、共に旅をすることになる。途中で共連れになる下男は敵か味方か。道中密書を狙う怪しげな輩たちに襲われたり、関所ではドキドキ、ハラハラ。ロードムービーであり時代サスペンスでもある。娘として女として妹としてのみちの姿は切ないが、武士の姿は頼もしい。 …続きを読む
    タイ子
    2024年03月23日
    71人がナイス!しています
  • 密命を帯び、侍に変したみちが、京を経て江戸へ上るロードノベルであり、サスペンスでもある。解説を読むと史実に見事に創作が嵌まっていて、芭蕉隠密説を思い出した。刀ではなく、知恵と工夫、互いの信頼関係で危う 密命を帯び、侍に変したみちが、京を経て江戸へ上るロードノベルであり、サスペンスでもある。解説を読むと史実に見事に創作が嵌まっていて、芭蕉隠密説を思い出した。刀ではなく、知恵と工夫、互いの信頼関係で危うい道中を切り抜けるのが好みに嵌まった。誰が味方で誰が敵か?女だとばれないか?後半、折に触れて見せる女心の揺らぎにも興味が湧いてくる。原家が儒学者の家系でみち自身も勉学を志していることも折々で助けになっている。勉学を通じた信頼関係も良いものだと思わせてくれるとても面白い作品だった。 …続きを読む
    Y.yamabuki
    2023年07月16日
    18人がナイス!しています
  • あとがきで主人公のみちが実在の人物だと知りびっくりしました。流石に月代まで剃って男装していたわけではなさそうですが。無事に密命を果たしたみつが、幸せになればいいのですが…。 あとがきで主人公のみちが実在の人物だと知りびっくりしました。流石に月代まで剃って男装していたわけではなさそうですが。無事に密命を果たしたみつが、幸せになればいいのですが…。
    陽ちゃん
    2023年04月17日
    7人がナイス!しています

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