梅もどき

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2019年01月24日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
512
ISBN:
9784041074114
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梅もどき

  • 著者 諸田 玲子
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2019年01月24日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
512
ISBN:
9784041074114

私の中には、天下をとった徳川家と、その敵となった豊臣家の血が流れている

関ヶ原の戦いで徳川勢力に敗北した父を持ち、のちに家康の側室となり、寵臣に下賜されたお梅の方。数奇な運命に翻弄されながらも、戦国時代をしなやかに生きぬいた実在の女性の知られざる人生を描く感動作。 関ヶ原の戦いで徳川勢力に敗北した父を持ち、のちに家康の側室となり、寵臣に下賜されたお梅の方。数奇な運命に翻弄されながらも、戦国時代をしなやかに生きぬいた実在の女性の知られざる人生を描く感動作。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「梅もどき」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 豊臣の世から徳川の世へ、歴史が大きく動いた時代を生き抜いた一人の女性の物語。男たちの武勇伝が目を引く時代ですが、その陰で父や夫を失い、ときには子の命も奪われ、お家のための道具として扱われた女性たちがた 豊臣の世から徳川の世へ、歴史が大きく動いた時代を生き抜いた一人の女性の物語。男たちの武勇伝が目を引く時代ですが、その陰で父や夫を失い、ときには子の命も奪われ、お家のための道具として扱われた女性たちがたくさんいます。もちろん女性たちは人形ではなく、悩み、傷つき、自分の果たすべき役割は何かを考え、そして支え合いながら、生きる意味と喜びを見つけようとします。その強さとしなやかさ。時代に翻弄される儚さ。「お梅」と夫の側から交互に語られる構成の巧みさもあって惹きこまれたまま読み終え、最後はそっとページを閉じました。 …続きを読む
    ふう
    2020年03月08日
    89人がナイス!しています
  • 初読みの作家。故葉室麟が絶賛した一冊。秀吉の徒弟で家臣だった青木勘七の一人娘・お梅と家康の寵臣・本多弥八郎(正純)の数奇で波瀾満ちた人生をお梅の視点から描いた作品。作者があとがきで書いているように、「 初読みの作家。故葉室麟が絶賛した一冊。秀吉の徒弟で家臣だった青木勘七の一人娘・お梅と家康の寵臣・本多弥八郎(正純)の数奇で波瀾満ちた人生をお梅の視点から描いた作品。作者があとがきで書いているように、「歴史小説では、あまりにも女性が過小評価されているから、私は好んで女性を主人公にする」という思いが、この作品には良く出ている。本多正純の話は知っていたが、お梅の存在は今回初めて知った。諸田玲子のおかげだ。男だけでは、歴史は動かない、その裏には女の存在が。違った視点から歴史を振り返るきっかけを作ってくれた。 …続きを読む
    ふじさん
    2021年11月17日
    81人がナイス!しています
  • 数奇な運命に立ち向かう女性の姿に胸が打たれました。関ヶ原の敗北で逃亡生活を送っていたお梅。身を寄せていた商家で出会った本多正純に出会い、惹かれあっていく様子が純粋に見えました。徳川の血縁者で家康の側女 数奇な運命に立ち向かう女性の姿に胸が打たれました。関ヶ原の敗北で逃亡生活を送っていたお梅。身を寄せていた商家で出会った本多正純に出会い、惹かれあっていく様子が純粋に見えました。徳川の血縁者で家康の側女の話が出るなど、環境は複雑ですね。全てを失いつつも自分の使命に立ち向かうのがお梅の強さと言えるでしょう。 …続きを読む
    優希
    2021年12月23日
    51人がナイス!しています

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