- 著者 五来 重
- 定価: 円 (本体 円+税)
- 発売日:
- 2022年02月22日
- 判型:
- 文庫判
- ページ数:
- 288
- ISBN:
- 9784044006761
先祖供養と墓
- 著者 五来 重
- 定価: 円 (本体 円+税)
- 発売日:
- 2022年02月22日
- 判型:
- 文庫判
- ページ数:
- 288
- ISBN:
- 9784044006761
どう供養するか、どう慰めるか。 ここに宗教の原点がある
「霊魂の恐れをどう処理するか、なお進んで死者の霊魂をどうして祭るか、どう供養するか、どう慰めるか、ここに宗教の原点がある」。丹念な現地調査にもとづいた民俗学の知見により、古代から現代までの日本人の死生観を考察。モガリや葬墓をはじめとする死者と先祖の祭りに宗教生活の根幹を見出し、霊魂観や神観念の成立、その仏教化、寺院の葬送や供養の変容をたどる。宗教の根源、日本文化の本質に迫った名著。解説・碧海寿広
※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。
もくじ
第一章 古代の殯 凶癘魂と鎮魂
第二章 殯の種類 殯の残存形態
第三章 葬墓と仏教 寺院と葬墓文化
第四章 中世の葬墓 念仏と浄土教
第五章 近世から現代の葬墓 墓と葬具
第二章 殯の種類 殯の残存形態
第三章 葬墓と仏教 寺院と葬墓文化
第四章 中世の葬墓 念仏と浄土教
第五章 近世から現代の葬墓 墓と葬具
「先祖供養と墓」感想・レビュー
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宗教生活の原点である死者の祭り方につき、様々な文献や現地調査から得た民俗学の知見を通じて炙り出す。今となっては微かな痕跡を残すのみであるモガリに着目し、柳田国男の主張した祖霊論や両墓制に依拠して、日本 …続きを読む2025年04月05日8人がナイス!しています
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古代の殯から近現代の葬墓までの先祖供養と墓の問題を日本人の霊魂観・神観念と共に探る。神道と結びつきがあった葬送儀礼から次第に仏教的な儀礼に変わっていく流れを辿っていく様は見事。2023年05月25日4人がナイス!しています