- 著者 五来 重
- 定価: 円(本体 円+税)
- 発売日:
- 2021年10月21日
- 判型:
- 文庫判
- 商品形態:
- 文庫
- ページ数:
- 304
- ISBN:
- 9784044006754
鬼むかし 昔話の世界
- 著者 五来 重
- 定価: 円(本体 円+税)
- 発売日:
- 2021年10月21日
- 判型:
- 文庫判
- 商品形態:
- 文庫
- ページ数:
- 304
- ISBN:
- 9784044006754
怪異・妖怪好き必携。「鬼」の起源に迫った金字塔!
こぶとり、桃太郎、天邪鬼……「鬼むかし」とは鬼が登場する昔話のこと。その原型は死霊と祖霊がイメージ化されたもので、死霊は人間を食べる恐怖を与える鬼に、祖霊は恐怖と共に慈しみを持つ鬼となった。これに仏教の羅刹鬼や地獄の鬼なども加わり、修験道の山伏や天狗とも結びついて様々な「鬼むかし」ができあがったのである。仏教民俗学の泰斗が、綿密な現地調査と知見を活かし、昔話の根底に潜む宗教的背景を読み解く。解説 小松和彦。
※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。
もくじ
鬼むかし
鬼一口
安達ケ原の鬼婆
天邪鬼と瓜子姫
牛方山姥と鯖大師
「食わず女房」と女の家
山姥と鉄鎖
「鬼の子小綱」の原点
「地獄白米」(「地蔵浄土」「鬼の浄土」)と地蔵縁起
瘤取り鬼と山伏の延年
「桃太郎」の鬼ケ島渡り
解説 小松和彦
鬼一口
安達ケ原の鬼婆
天邪鬼と瓜子姫
牛方山姥と鯖大師
「食わず女房」と女の家
山姥と鉄鎖
「鬼の子小綱」の原点
「地獄白米」(「地蔵浄土」「鬼の浄土」)と地蔵縁起
瘤取り鬼と山伏の延年
「桃太郎」の鬼ケ島渡り
解説 小松和彦
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「鬼むかし 昔話の世界」感想・レビュー
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図書館で偶然手にした1冊。「鬼」もいろいろ。原形は死霊や祖霊が形となったものだけど、そこに宗教的なものが混ざり伝承されていく。ムラの家々で語られ、昔話に。こぶとりじいさんに登場する鬼も桃太郎に出てくる …続きを読む2022年01月22日28人がナイス!しています
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読了:◎ 鬼のいる昔話「鬼むかし」。日本古来から伝わる昔話に、なぜ鬼が登場しているのかを宗教民俗学的に読み解く。著者のいう「鬼」とは、「祖霊」「死霊」のことである。それらが修験道や山伏と繋がり、昔話の …続きを読む2021年12月09日8人がナイス!しています
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つまみ読み。原本は1984年刊行。元は茶道雑誌の連載。爺婆は孫に昔話することはなく、孫もテレビや絵本などで知っている。昔話の語り手は爺婆ではなく、幼稚園保育園の保母や、テレビのプロデューサー、と。執筆 …続きを読む2021年11月29日6人がナイス!しています