箱庭の巡礼者たち

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2022年07月04日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
352
ISBN:
9784041116555

箱庭の巡礼者たち

  • 著者 恒川 光太郎
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2022年07月04日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
352
ISBN:
9784041116555

神々の落としものが、ぼくらの世界を変えていく。

ある夜、少年は優しい吸血鬼を連れ、竜が棲む王国を出た。祖母の遺志を継ぎ、この世界と繋がる無数の別世界を冒険するために。時空を超えて旅する彼らが出会った不思議な道具「時を跳ぶ時計」、「自我をもつ有機ロボット」、そして「不死の妙薬」。人智を超えた異能(ギフト)がもたらすのは夢のような幸福か、それとも忘れられない痛みか。六つの世界の物語が一つに繋がる一大幻想奇譚。 ある夜、少年は優しい吸血鬼を連れ、竜が棲む王国を出た。祖母の遺志を継ぎ、この世界と繋がる無数の別世界を冒険するために。時空を超えて旅する彼らが出会った不思議な道具「時を跳ぶ時計」、「自我をもつ有機ロボット」、そして「不死の妙薬」。人智を超えた異能(ギフト)がもたらすのは夢のような幸福か、それとも忘れられない痛みか。六つの世界の物語が一つに繋がる一大幻想奇譚。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

もくじ

箱のなかの王国
 物語の断片1 吸血鬼の旅立ち
スズとギンタの銀時計
 物語の断片2 静物平原
短時間接着剤
 物語の断片3 海田才一郎の朝
洞察者 
 物語の断片4 ファンレター
ナチュラロイド
円環の夜叉
 物語の断片5 最果てから未知へ

「箱庭の巡礼者たち」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 8月の第一作は、恒川 光太郎の最新作、恒川 光太郎は、新作中心に読んでいる作家です。 本書は、幻想奇譚の短編集、オススメは『箱のなかの王国』&『洞察者』でした。 https://www.kadokawa.co.jp/product/3221040 8月の第一作は、恒川 光太郎の最新作、恒川 光太郎は、新作中心に読んでいる作家です。 本書は、幻想奇譚の短編集、オススメは『箱のなかの王国』&『洞察者』でした。 https://www.kadokawa.co.jp/product/322104000336/ …続きを読む
    starbro
    2022年08月01日
    308人がナイス!しています
  • 6つの短編とそれに伴う短い「物語の断片」が添えられた作品集。それぞれは独立しているように見えるが、他の話と繋がる部分が微かにある。ジャンルはファンタジーあり、SF色の強いものもあった。作品の評価はとい 6つの短編とそれに伴う短い「物語の断片」が添えられた作品集。それぞれは独立しているように見えるが、他の話と繋がる部分が微かにある。ジャンルはファンタジーあり、SF色の強いものもあった。作品の評価はというと、好みのもの、そうでないもの、難解で分からないもの(最後の「円環の夜叉」)様々で、ある意味バラエティーに富んでいた。個人的に一番のお気に入りは、最初に収められている「箱のなかの王国」だった。これが今までの恒川さんの作品の流れに近い気がした。他の方の評価は全体を通して高いようなので、あくまで個人的です。 …続きを読む
    のぶ
    2022年07月10日
    189人がナイス!しています
  • ひとつひとつ独立した短篇としても成立するし、でも少しだけリンクもあって、さらに各話に添えられた『物語の断片』が、多元世界をひとつの壮大な物語として繋げている。ファンタジーだけれど、SFでもあり、ミステリ ひとつひとつ独立した短篇としても成立するし、でも少しだけリンクもあって、さらに各話に添えられた『物語の断片』が、多元世界をひとつの壮大な物語として繋げている。ファンタジーだけれど、SFでもあり、ミステリーでもあり、哲学的だけれどコミカルでもあり、RPG感もあって、この物語を読み終わりたくない!ずっとこの世界を旅していたい!というくらい、隅から隅まで最高の一冊だった。クセ強で謎多き登場人物たちが放つ不思議な魅力、その後どうなったのかを語らない幕引きの余韻。圧倒的な年月の経過に想いを馳せて、私も時の彼方へと。 …続きを読む
    風眠
    2023年04月29日
    187人がナイス!しています

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