100分間で楽しむ名作小説 夜市

100分間で楽しむ名作小説 夜市

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2024年03月19日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
128
ISBN:
9784041148204
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100分間で楽しむ名作小説 夜市

  • 著者 恒川 光太郎
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2024年03月19日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
128
ISBN:
9784041148204

欲の深さに心震える100分間。いつもより大きな文字で届ける厳選名作

「今宵は夜市が開かれる」。妖怪たちが様々な品物を売る不思議な市場では望むものが何でも手に入る。小学生の時に夜市に迷い込んだ裕司は、自分の弟と引き換えにして、野球の才能を買った。おかげで野球部のエースとして活躍した裕司だったが、弟を売ったことに罪悪感を抱き続けてきた。そして今夜、裕司は再び夜市を訪れる。弟を買い戻すために。

「今宵は夜市が開かれる」。妖怪たちが様々な品物を売る不思議な市場では望むものが何でも手に入る。小学生の時に夜市に迷い込んだ裕司は、自分の弟と引き換えにして、野球の才能を買った。おかげで野球部のエースとして活躍した裕司だったが、弟を売ったことに罪悪感を抱き続けてきた。そして今夜、裕司は再び夜市を訪れる。弟を買い戻すために。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「100分間で楽しむ名作小説 夜市」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 短いながらも幻想的で暗い雰囲気に惹き込まれる小説でした。やはり何かを犠牲にして得た物には必ず代償があるということを痛感させられます。実際幼いまだ正常な判断もできない子供が、何か売買しないと出られない怪 短いながらも幻想的で暗い雰囲気に惹き込まれる小説でした。やはり何かを犠牲にして得た物には必ず代償があるということを痛感させられます。実際幼いまだ正常な判断もできない子供が、何か売買しないと出られない怪しい夜市に迷い込んだら、こんな選択もしてしまうのではないかと少し同情してしまう面もありました。 …続きを読む
    りん
    2024年04月20日
    9人がナイス!しています
  • 大好きな作品。100分間で楽しむ、ということで、するーっと一気読みしてしまいました。本家を底本に再編集したとの事でしたが、やはり、怖いよりも静かで不思議で美しい、幻想的と思ってしまうお話。空気感そのまま 大好きな作品。100分間で楽しむ、ということで、するーっと一気読みしてしまいました。本家を底本に再編集したとの事でしたが、やはり、怖いよりも静かで不思議で美しい、幻想的と思ってしまうお話。空気感そのままで、再編集の部分に気付けず。本家読み返して違いを比べる、という楽しみ方もしてみたい。 …続きを読む
    ごま麦茶
    2024年04月10日
    5人がナイス!しています
  • 本屋で見かけて惹かれて購入。1時間ほどで読了。ホラーというより、ちょっと不思議な幻想話でした。こういう空気感がすごく好み。罪悪感に苦しんで過去を忘れられない兄と、過去を全て奪われて不完全な大人になって 本屋で見かけて惹かれて購入。1時間ほどで読了。ホラーというより、ちょっと不思議な幻想話でした。こういう空気感がすごく好み。罪悪感に苦しんで過去を忘れられない兄と、過去を全て奪われて不完全な大人になってしまった弟の描写がすごくよかった。100分間で楽しむ〜シリーズを購入したので、お話は『夜市』しかなかったのですが、通常文庫版に収録されている他の話も評判が良さそうなので、いつかそちらも飲もうかな。 …続きを読む
    速水
    2024年03月23日
    1人がナイス!しています

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