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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2021年04月30日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
264
ISBN:
9784041108550

ひきなみ

  • 著者 千早 茜
  • 定価: 円(本体円+税)
発売日:
2021年04月30日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
264
ISBN:
9784041108550

私たちずっと一緒だと思っていたのに。彼女は脱獄犯の男と、島から消えた。

小学校最後の年を過ごした島で、葉は真以に出会った。からかいから救ってくれたことを機に真以に心を寄せる葉だったが、ある日真以は島に逃げ込んだ脱獄犯の男と一緒に島から逃げ出し、姿を消してしまう。裏切られたと感じた葉は母に連れられ東京へ戻るが、大人になって会社で日々受けるハラスメントに身も心も限界を迎える中、ある陶芸工房のHPで再び真以を見つける。たまらず会いに行った葉は、真以があの事件で深く傷ついていることを知り――。女であることに縛られ傷つきながら、女になりゆく体を抱えた2人の少女。大人になった彼女たちが選んだ道とは。


【書店員の皆さんから熱い声続々!】

●魂はつながる。
上辺だけの関係ではない、お互いをよりどころにし、求めているのが切実すぎる。
現代社会が生み出す歪みと実に激しい描写が混ぜ合い、その文学性に引き込まれていく。
二人の背負ったもの、葛藤、悲しみは現代にもつながっている。
――ジュンク堂書店滋賀草津店 山中真理さん

●今、ここで涙を流した自分が、
いつかその涙を忘れたとしても涙を流した過去はなくならない。
その過去が未来の自分をきっと抱きしめてくれる。
諦めること、逃げること、それができる強さは、いつか闘うための力になる。
諦めていい、逃げてもいい、いつかきっと闘える日が来るから。
――精文館書店中島新町店 久田かおりさん

●不満にあふれた現状を飛び越える。と口では簡単には言えるけど、
今いる場所で迷って諦めて踏みとどまっても、
それでも足掻いてでも前へ進んで行くかけがえのなさ。
ずっと一緒にいなくてもいい、
それでもどこかで誰かと繋がって心を共にしていれば、きっと良い方向へ光があたっていく。
――大盛堂書店 山本亮さん

(※「もくじ」欄に続きます)

もくじ

(※こちらでも、書店員の皆さんから寄せられた感想をお届けします)

●闘ったり抗ったりする力がどうしても出ない時は、
自分のまま生きていけばいいとそっと背中に手を当ててくれる。
どうしようもなく弱ってしまった時には、優しく寄り添ってくれる友達のような本。
息がつまりそうなしんどさを抱えている人にぜひ読んでもらいたい。
――三洋堂書店新開橋店 山口智子さん

●真以と再会するまでのミステリーの行方に疾走感がとまらない。
自分にとっての美しいもの、自分が本当にやりたいこと、確かな強さを受け取った。
――うさぎや矢板店 山田恵理子さん


(5月7日更新。コメントは、お寄せいただいたものを一部抜粋・編集しております)

メディアミックス情報

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「ひきなみ」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • いつもの洗練された千早作品とは趣が異なると思いきや、重いテーマを扱っていた。閉鎖的な島での子供時代を余儀なくされた主人公は、心の拠り所というべき同世代の少女と出会う。大人になり、都会へ出てぶつかる壁に いつもの洗練された千早作品とは趣が異なると思いきや、重いテーマを扱っていた。閉鎖的な島での子供時代を余儀なくされた主人公は、心の拠り所というべき同世代の少女と出会う。大人になり、都会へ出てぶつかる壁にも、あの島で感じた違和感と同じ感覚を覚える。昔と今。田舎と都会。女性の感じる「なんで?」は変わっただろうか。ジェンダーの視点で進む物語に、共感もするし、何故こんなにも日本は…という疑問も浮かぶが、多数派がその時代の主流なら、声が大きい人の勝ちなのかな、という諦めとも楽観ともいえない感情を抱く。★★★★☆ …続きを読む
    もぐたん
    2021年05月03日
    63人がナイス!しています
  • 第一部の“海”と第二部の“陸”からできている。第一部で瀬戸内の島で暮らす祖父母の元に預けられた葉は、島に暮らす真以に出会い、からかいから救ってくれたことを機に、真以に心を寄せた。しかし真以は島に逃げ込 第一部の“海”と第二部の“陸”からできている。第一部で瀬戸内の島で暮らす祖父母の元に預けられた葉は、島に暮らす真以に出会い、からかいから救ってくれたことを機に、真以に心を寄せた。しかし真以は島に逃げ込んだ脱獄犯の男と一緒に島から逃げ出してしまう。第二部はそれから二人は大人になり、舞台は都会に移る。ある機会に葉は真以を見つけ再会を果たす。そこで真以は生きづらい毎日を送っていた。あの事件でも傷ついていた。自分は女性の友情物語として読んだが、前半と後半の関連を見つけられずにあまり響くものはなかった。 …続きを読む
    のぶ
    2021年05月14日
    62人がナイス!しています
  • 閉鎖的で偏見に満ちた“島”は至る所に存在する。生きづらさが伝わってきたし、笑ってやり過ごす葉(よう)の生き方は読んでいて歯がゆく、もどかしかった。 前半の、閉鎖的な島の人たちにウンザリしたが、それ以上 閉鎖的で偏見に満ちた“島”は至る所に存在する。生きづらさが伝わってきたし、笑ってやり過ごす葉(よう)の生き方は読んでいて歯がゆく、もどかしかった。 前半の、閉鎖的な島の人たちにウンザリしたが、それ以上に酷いのが葉(よう)の会社の部署の梶原部長。 きっといるよ、こういう人間。許せない。 葉と真以は再会できたけど、この先、葉はどうなる、どうするのか? …続きを読む
    kei302
    2021年04月30日
    57人がナイス!しています

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