平成ストライク

平成ストライク

試し読みをする

※電子書籍ストアBOOK☆WALKERへ移動します。

試し読みをする

※電子書籍ストアBOOK☆WALKERへ移動します。

label
  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2020年10月23日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
432
ISBN:
9784041096895
label

平成ストライク

  • 著者 貫井 徳郎
  • 著者 青崎 有吾
  • 著者 井上 夢人
  • 著者 千澤 のり子
  • 著者 遊井かなめ
  • 著者 小森 健太朗
  • 著者 白井 智之
  • 著者 乾 くるみ
  • 著者 天祢 涼
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2020年10月23日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
432
ISBN:
9784041096895

これは決して「過去」ではない。9つのミステリでたどる平成の軌跡。

JR尼崎駅で通勤電車を待っていたカメラマンの植戸は電車脱線の報せを受ける。その後、ホームで見かけた高校生が事故の取材現場にも現れて……(「加速してゆく」青崎有吾)。私は悪を倒すため、正義のために、彼のブログに殺害予告を書き込み続ける(「他人の不幸は蜜の味」貫井徳郎)。
平成に起きた、印象的な事件や出来事をテーマに9人の注目作家が紡ぐ衝撃のミステリ。今を手探りで生きる私たちの心に刺さる、珠玉の競作集!
JR尼崎駅で通勤電車を待っていたカメラマンの植戸は電車脱線の報せを受ける。その後、ホームで見かけた高校生が事故の取材現場にも現れて……(「加速してゆく」青崎有吾)。私は悪を倒すため、正義のために、彼のブログに殺害予告を書き込み続ける(「他人の不幸は蜜の味」貫井徳郎)。
平成に起きた、印象的な事件や出来事をテーマに9人の注目作家が紡ぐ衝撃のミステリ。今を手探りで生きる私たちの心に刺さる、珠玉の競作集!

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

もくじ

「加速してゆく」青崎有吾 ――福知山線脱線事故
「炎上屋尊徳」井上夢人 ――炎上
「半分オトナ」千澤のり子 ――児童虐待
「bye bye blackbird...」遊井かなめ ――渋谷系
「白黒館の殺人」小森健太朗 ――人種差別
「ラビットボールの切断 こども版」白井智之 ――新宗教
「消費税狂騒曲」乾 くるみ ――消費税増税
「他人の不幸は蜜の味」貫井徳郎 ――ネット冤罪
「From the New World」天祢 涼 ――東日本大震災


「平成ストライク」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 「平成」に起きた出来事や世情を題材にしたミステリーを、「平成」にデビューした9名の作家が書き下ろした意欲的なアンソロジー。まず冒頭の青崎さんから凄い!福知山線脱線事故をまさかそこに繋げてくるとは!?ネッ 「平成」に起きた出来事や世情を題材にしたミステリーを、「平成」にデビューした9名の作家が書き下ろした意欲的なアンソロジー。まず冒頭の青崎さんから凄い!福知山線脱線事故をまさかそこに繋げてくるとは!?ネットの炎上をテーマにした井上さん&貫井さんのは、実に好対照。二分の一成人式に虐待を絡めた千澤さんのは、本当に胸が苦しくなります(泣) 実は初読みの白井さんは…エロ・グロ・バカ(!?)三拍子揃った怪作(笑)(←これでも単行本よりマイルド!?) 乾さん&天祢さんのは、ほろ苦い中にもポジティブさがあって救われます。 …続きを読む
    麦ちゃんの下僕
    2021年03月31日
    163人がナイス!しています
  • 「平成」。長かったような短かったような30年。様々な災害や事件、ニュースがあった30年。「バイトテロ」「消費税増税」「ネット冤罪」など、9人の作家による平成アンソロジー。平成元年生まれのワタクシには感慨深 「平成」。長かったような短かったような30年。様々な災害や事件、ニュースがあった30年。「バイトテロ」「消費税増税」「ネット冤罪」など、9人の作家による平成アンソロジー。平成元年生まれのワタクシには感慨深い一冊でしたね。(嘘っぱち)特に、乾くるみ「消費税狂騒曲」にハマりました。3%、5%、8%。上がってゆくのは税金と血圧ばかりとな……。ふぅ〜。 …続きを読む
    スエ
    2021年01月17日
    90人がナイス!しています
  • 平成に起きた印象的な事件や出来事をテーマに9人の作家さんが紡いだミステリ短編集。まだ小学生だったけど衝撃だったJR福地山線の脱線事故を目撃した高校生の秘密を描いた青崎有吾さんの作品が特に心に残りました。 平成に起きた印象的な事件や出来事をテーマに9人の作家さんが紡いだミステリ短編集。まだ小学生だったけど衝撃だったJR福地山線の脱線事故を目撃した高校生の秘密を描いた青崎有吾さんの作品が特に心に残りました。消費税や炎上、ネットの誹謗中傷、東日本大震災と当時のことを思い出すのはもちろん、生まれていなかったり記憶に残っていない平成史を振り返る意味でも読んでよかった作品でした。 …続きを読む
    はーちゃん
    2021年01月02日
    36人がナイス!しています

powered by 読書メーター

この著者の商品

最近チェックした商品