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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2020年07月16日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
256
ISBN:
9784041095973

砂上

  • 著者 桜木 紫乃
  • 定価: 円(本体円+税)
発売日:
2020年07月16日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
256
ISBN:
9784041095973

直木賞作家・桜木紫乃が創作の苦しみを克明に描く、新たな到達点!

守るものなんて、初めからなかった――。人生のどん詰まりにぶちあたった女は、 すべてを捨てて書くことを選んだ。母が墓場へと持っていったあの秘密さえも――。直木賞作家の新たな到達点!

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「砂上」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 北の大地で父のない子として育ち、同じく父なき子を産んだ(妹として育つ)女三代の物語。母(であり祖母)を亡くしても涙ひとつこぼさないふたり。一見クールに見える母娘関係の裏側にあるものを、主人公は小説を書 北の大地で父のない子として育ち、同じく父なき子を産んだ(妹として育つ)女三代の物語。母(であり祖母)を亡くしても涙ひとつこぼさないふたり。一見クールに見える母娘関係の裏側にあるものを、主人公は小説を書き上げるという行為を通じて亡母と真っ向から向かい合う。小説の中の小説、入れ子式な構図は割と好き。イヤな登場人物が出てこないな…と読み進めたら、やっぱり最後に登場。カフェオーナーのばあさん。彼女が世間(のメタファー)というものなのだろう。願わくば、主人公と美利がいつまでも仲良く暮らしていけますように。 …続きを読む
    ミカママ
    2020年09月17日
    480人がナイス!しています
  • 文芸書編集者のたのしみは、未来の売れっ子作家を見つけ出すことである、とむかし何かで読んだことがある。本作の主人公は、37歳で別れた夫から月々5万円の慰謝料を受け続け、ひそかに小説家を目指す四十女。その 文芸書編集者のたのしみは、未来の売れっ子作家を見つけ出すことである、とむかし何かで読んだことがある。本作の主人公は、37歳で別れた夫から月々5万円の慰謝料を受け続け、ひそかに小説家を目指す四十女。その主人公の新人賞応募作品に鋭いツッコミを入れる女編集者との掛け合いが見どころの一つだ。小説家への道筋に向けて、容赦のない言葉で激励する裏に、主人公への深い思いやりを感じます。小説を書きあげる苦しみを綴った私小説のような本作は、桜木さんの新境地の一冊です。 …続きを読む
    じいじ@リハビリ & 懸命に減量中。
    2020年08月22日
    119人がナイス!しています
  • 作家・桜木紫乃の真骨頂か。主体性がなく、感情も人間関係も希薄な主人公が自分と家族の人生を見つめ直すことで、一つの小説を生み出し、過去に区切りをつけ、新たな一歩を踏み出す物語。小説を世に出すとは何と大変 作家・桜木紫乃の真骨頂か。主体性がなく、感情も人間関係も希薄な主人公が自分と家族の人生を見つめ直すことで、一つの小説を生み出し、過去に区切りをつけ、新たな一歩を踏み出す物語。小説を世に出すとは何と大変なのだろう。身を削り血を流し傷だらけになってようやく完成に漕ぎつける。編集者の辛辣な指摘の連打に私なら心が折れる。もっと痛めつけられたいと感じる主人公に驚嘆。常人には到達できない境地。明るく優しそうで家庭的な桜木さんの印象とは重ならないのに、私小説と錯覚するほど真に迫るものがあった。 …続きを読む
    アッシュ姉
    2020年11月05日
    94人がナイス!しています

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