無貌の神

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2017年01月28日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
272
ISBN:
9784041052693

無貌の神

  • 著者 恒川 光太郎
  • 定価: 円(本体円+税)
発売日:
2017年01月28日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
272
ISBN:
9784041052693

生きることにつきまとうやるせなさをあぶりだす傑作ブラックファンタジー!

貌のない神は、喰う――。赤い橋の向こう、世界から見捨てられたような禁断の地にさまよいこんだ私。
かの地の中心には、顔のない神が坐して、輝きを放っていた。万物を癒やす力を持つその神には、代々受け継がれている秘伝の奥義があった。そのことを知った私がとった行動とは?(「無貌の神」)デビュー作『夜市』を彷彿とさせる表題作ほか、生きることにつきまとうやるせなさをあぶりだしながら、時代も国籍もジャンルも縦横無尽に飛びこえ、自由闊達、神話的な語りの境地をみせる傑作ブラックファンタジー全6作!

もくじ

無貌の神
青天狗の乱
死神と旅する女
十二月の悪魔
廃墟団地の風人
カイムルとラートリー

メディアミックス情報

NEWS

「無貌の神」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 読み友の皆さんに教えてもらった恒川光太郎。郷愁を掻き立てながら人の世の無常と不思議を綴るこの方にしか書けぬ世界。読み終わり必ずしばしの余韻に浸れる稀代のストーリーテラーである。この無貌の神も作者の良さ 読み友の皆さんに教えてもらった恒川光太郎。郷愁を掻き立てながら人の世の無常と不思議を綴るこの方にしか書けぬ世界。読み終わり必ずしばしの余韻に浸れる稀代のストーリーテラーである。この無貌の神も作者の良さが存分に出た短編集。実にこの人らしい表題作をはじめ、超自然な現象ももしかするとこういう事かと思わせてくれる「死神と旅する女」や「廃虚団地の風人」そして少し毛色の違う最終話。お伽噺のような、しかしたまらなく愛しく切ない物語に不覚にも泣いてしまった。このカイムルとラートリーを私はきっと忘れない。 …続きを読む
    サム・ミイラ
    2018年09月20日
    310人がナイス!しています
  • 恒川光太郎さんの魅力は、ありえないと思っていても、現実の私たちが、路地を一つ間違えただけで迷い込みそうな異世界を生き生きと描くことと感じる。表題作の【顔のない神】の設定が秀逸。異なる物語だが諸星大二郎 恒川光太郎さんの魅力は、ありえないと思っていても、現実の私たちが、路地を一つ間違えただけで迷い込みそうな異世界を生き生きと描くことと感じる。表題作の【顔のない神】の設定が秀逸。異なる物語だが諸星大二郎さん『無面目』想起させる。個人的な好みは「死神と旅する女」【トバムネキ】【わいわい鳥】など恒川さんのネーミングは独特で楽しい。死神から刺客として見出されてしまった12歳の少女・フジに手渡されたのは200年に渡り人の血を吸い続けた妖刀【百舌真】(モズマ)要人殺害によって歴史に介入する悪魔【時影】77人を斬り→続 …続きを読む
    文庫フリーク@灯れ松明の火
    2017年05月23日
    293人がナイス!しています
  • 久しぶりの恒川さん作品です。やっぱり恒川さんは長編だろうと短編だろうと何を書かせても、やっぱり恒川さんだなぁと思わせてくれました。ホラーでもあり、ファンタジーでもある不思議な作品群でしたが、個人的には 久しぶりの恒川さん作品です。やっぱり恒川さんは長編だろうと短編だろうと何を書かせても、やっぱり恒川さんだなぁと思わせてくれました。ホラーでもあり、ファンタジーでもある不思議な作品群でしたが、個人的には「カイムルとラートリー」がピカイチでした。他の作品は好みな作風と、ちょっと入り込めなかった作風とに別れてしまい、中途半端な感じも否めません。しかし、「カイムル〜」はなんともステキなファンタジーで、これぞまさしく恒川ワールドの真骨頂な仕上がりでした。あの名作『夜市』のステキな雰囲気を本作でも十分に味わえます。 …続きを読む
    おしゃべりメガネ
    2017年04月14日
    257人がナイス!しています

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