採薬使佐平次

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2015年10月24日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
352
ISBN:
9784041036556
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採薬使佐平次

  • 著者 平谷 美樹
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2015年10月24日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
352
ISBN:
9784041036556

期待の作家が描く、新解釈時代ミステリ!

大川で惨死体が上がった。吉宗配下の御庭番にして、採薬使の佐平次は探索を命じられる。その死体が握りしめていたガラス棒を手がかりにとして、事件を追うことに。一体何のために使うのか……。同じ頃、西国では蝗害が広がり、稲作に深刻な被害をもたらしていていた。採薬使仲間は原因究明のために江戸を発たせた佐平次だったが……。期待の作家が描く、新解釈時代ミステリ登場! 江戸四大飢饉の一つ、享保の大飢饉の謎に迫る!! 大川で惨死体が上がった。吉宗配下の御庭番にして、採薬使の佐平次は探索を命じられる。その死体が握りしめていたガラス棒を手がかりにとして、事件を追うことに。一体何のために使うのか……。同じ頃、西国では蝗害が広がり、稲作に深刻な被害をもたらしていていた。採薬使仲間は原因究明のために江戸を発たせた佐平次だったが……。期待の作家が描く、新解釈時代ミステリ登場! 江戸四大飢饉の一つ、享保の大飢饉の謎に迫る!!

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

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「採薬使佐平次」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 採薬使佐平次シリーズの1作目。2015.10発行。字の大きさは…小。 植村佐平次は、将軍吉宗が紀州から連れて来た御庭番で、駒場薬園で採薬使として薬草の管理をしている。 採薬使は、諸国を旅して薬草等を採取・研究し 採薬使佐平次シリーズの1作目。2015.10発行。字の大きさは…小。 植村佐平次は、将軍吉宗が紀州から連れて来た御庭番で、駒場薬園で採薬使として薬草の管理をしている。 採薬使は、諸国を旅して薬草等を採取・研究した者(特に有名なのは阿部将翁)である。これを御庭番としたのは、作者のフィクション…。佐平次たち採薬使は、享保17年(1731年)に起った享保の大飢饉が冷害と害虫によるものであるが、その実態を調べる。その裏で吉宗への批判が強い尾張徳川家が、害虫を飼育して繁殖し、それを国中に広めようとしている疑いが…… …続きを読む
    やま
    2020年01月01日
    84人がナイス!しています
  • 読むのに時間が掛かった。タイトルから、植物学者の話かと思っていたのだが、全然違った。採薬使とは、謂わばお庭番。吉宗お付きのお庭番である佐平次が、大川に上がった斬死体の謎を追う。その裏には享保の大飢饉の 読むのに時間が掛かった。タイトルから、植物学者の話かと思っていたのだが、全然違った。採薬使とは、謂わばお庭番。吉宗お付きのお庭番である佐平次が、大川に上がった斬死体の謎を追う。その裏には享保の大飢饉の問題があり、尾張藩主の影あり。話題は盛り沢山、そして非常に実直な内容。派手さはなく、読んでいてちょっと退屈ではあったのだが、堅実な内容は中々面白かった。もっと植物の話題を絡めてくれると好みだったのだけど。 …続きを読む
    カノコ
    2017年01月10日
    18人がナイス!しています
  • 8代将軍吉宗配下のお庭番、本草学に通じた植村左平次とは、実在の人物で薬草を求める旅にも出ていたというから、話の種にするには格好。(最後に切った張ったがあるのも水戸黄門の助さん、格さん!) 駒場の御薬園と 8代将軍吉宗配下のお庭番、本草学に通じた植村左平次とは、実在の人物で薬草を求める旅にも出ていたというから、話の種にするには格好。(最後に切った張ったがあるのも水戸黄門の助さん、格さん!) 駒場の御薬園という舞台に、享保の飢饉も絡めてというのも流石は小説家の着眼点!  ただ、ストーリーとしては尾張公を絡めての大事とするより、駒場の御薬園という折角の舞台をもっと生かした、小ぶりでマニアックな色合いの作品とした方が好みだったな。 …続きを読む
    onasu
    2022年03月11日
    16人がナイス!しています

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