角川文庫

花伽藍

発売日:
2013年04月11日
商品形態:
電子書籍
花伽藍 電子版
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角川文庫

花伽藍

  • 著者 中山 可穂
発売日:
2013年04月11日
商品形態:
電子書籍

もう二度と命を縮めるような恋はしたくなかった――

夏祭りの夜の出会いから別れまでの濃密な恋の顛末を描いた「鶴」、失恋したばかりの一夜の出来事「七夕」、離婚した夫が転がり込んできたことから始まる再生の物語「花伽藍」、恋人とともに飼い猫にまで去られてしまった「偽アマント」、未来への祈りを託した「燦雨」。結婚という制度から除外された恋愛の自由と歓び、それにともなう孤独を鮮烈に描いた、彩り豊かな短篇集。

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「花伽藍」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 『弱法師』を読んでから3年ぶりの中山可穂の短篇集。彼女の小説に登場する女性は、概して切なくて昏い女が多いのだが、女の意地の強さを感じる。表題作【花伽藍】の主人公が、まさにそんな女である。何とも遣る瀬無 『弱法師』を読んでから3年ぶりの中山可穂の短篇集。彼女の小説に登場する女性は、概して切なくて昏い女が多いのだが、女の意地の強さを感じる。表題作【花伽藍】の主人公が、まさにそんな女である。何とも遣る瀬無い女なのに、うちに気骨さを秘めているのだ。そっと手を差し伸べてやりたくなる女だ。さて、帰宅したら、3年暮らして別れた男が部屋に悠然と入り込んでいたら、あなたならどう対応しますか?本作では、この男へ向けた女の対応、気持ちの変化が実に巧妙に描かれていて面白い。中山可穂の吐く毒はクセになります。 …続きを読む
    じいじ
    2017年11月28日
    114人がナイス!しています
  • 声は雨のように降る。ひとの声がこんなにも頼りないものだったなんて知らなかった。もしふたりが望むような未来があったとしても、このひとを連れてはいけないような気がしてそれはとてもさみしい。手を離すのも求め 声は雨のように降る。ひとの声がこんなにも頼りないものだったなんて知らなかった。もしふたりが望むような未来があったとしても、このひとを連れてはいけないような気がしてそれはとてもさみしい。手を離すのも求めるのも、愛していれば地獄かもしれない。 …続きを読む
    麻衣
    2017年05月01日
    29人がナイス!しています
  • an・anの官能小説特集で知った1冊です。初の中山可穂さん。女性同士の恋愛を描いた短編集で、性描写が多目ですが、どの作品も美しい筆致で描かれているため、官能性に昇華していると思いました。特に素晴らしい an・anの官能小説特集で知った1冊です。初の中山可穂さん。女性同士の恋愛を描いた短編集で、性描写が多目ですが、どの作品も美しい筆致で描かれているため、官能性に昇華していると思いました。特に素晴らしいと思ったのは表題作の「花伽藍」とラストの「燦雨」。「花伽藍」は、短編の典型的なストーリー展開とラストシーンですが、優しい眼差しの人物造形と美しい風景描写で真正面から描き切っています。「燦雨」は、官能から老老介護まで幅広なテーマを扱い、二人が天寿を全うする美しいラストまで、力のこもった作品でした。 …続きを読む
    こすも
    2017年06月03日
    27人がナイス!しています

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