角川文庫

サイゴン・タンゴ・カフェ

発売日:
2013年04月11日
商品形態:
電子書籍
サイゴン・タンゴ・カフェ 電子版
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角川文庫

サイゴン・タンゴ・カフェ

  • 著者 中山 可穂
発売日:
2013年04月11日
商品形態:
電子書籍

優雅にタンゴを踊りながら、このつらい世界を生きのびてゆこう。

インドシナ半島の片隅の吹きだまりのような廃墟のような一画にそのカフェはあった。主人はタンゴに取り憑かれた国籍も年齢も不詳の老嬢。しかし彼女の正体は、もう20年も前に失踪して行方知れずとなった伝説の作家・津田穂波だった。南国のスコールの下、彼女の重い口から、長い長い恋の話が語られる……。東京、ブエノスアイレス、サイゴン。ラテンの光と哀愁に満ちた、神秘と狂熱の恋愛小説集。

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「サイゴン・タンゴ・カフェ」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 立て続けに中山可穂の小説を読んでいる。きっと中毒。そうでなければ、わたしはこの文章に辟易していたかもしれないと思わずにはいられない。散りばめられる何処かの国の薄暗い路地裏のような倦怠感と絡まるような熱 立て続けに中山可穂の小説を読んでいる。きっと中毒。そうでなければ、わたしはこの文章に辟易していたかもしれないと思わずにはいられない。散りばめられる何処かの国の薄暗い路地裏のような倦怠感と絡まるような熱いタンゴの空気にいつの間にか酔ってしまう。普段ならこのような文章も甘ったるくて痛々しい愛の物語なんて途中で止めてしまうのに止められない。 …続きを読む
    あんこ
    2014年04月04日
    34人がナイス!しています
  • あーーーーーー、もう、助けてください、と読みながらひれ伏すように、静謐で穏やかな文章が私の脳内で火花を散らす、ざくざくとむき出しの感情でこれでもかと貫いてくる、あまりにも痛く、眩しい恋の短編集。いや、 あーーーーーー、もう、助けてください、と読みながらひれ伏すように、静謐で穏やかな文章が私の脳内で火花を散らす、ざくざくとむき出しの感情でこれでもかと貫いてくる、あまりにも痛く、眩しい恋の短編集。いや、でも助けられなくてもいい、この文章に溺れられるならば。どの短編も非常に面白いのですが、やはり中編の表題作でしょう。作家と編集者、それぞれの道をひたむきに歩まざるを得ない人たちの魂の強烈な叫びと愛の物語。全編タンゴの脈動と音色に彩られた、素敵な一冊でした。 …続きを読む
    有理数
    2017年04月25日
    25人がナイス!しています
  • 濃密に絡み合う過去と現在に翻弄されながら、息を潜めて読み進めた。中山さんの作品はいつも私の息の根を止めようとする。切迫感に満ちていて、息苦しい。追い立てられるように読み進めてゆくうちに、いつの間にかこ 濃密に絡み合う過去と現在に翻弄されながら、息を潜めて読み進めた。中山さんの作品はいつも私の息の根を止めようとする。切迫感に満ちていて、息苦しい。追い立てられるように読み進めてゆくうちに、いつの間にかこの世の果てみたいなところに辿り着いている。幕が降りても帰り道が分からない私は、呆然と立ち尽くすだけ。 …続きを読む
    穂積
    2017年01月12日
    20人がナイス!しています

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