- 著者 中山 可穂
- デザイン 角川書店装丁室 大武尚貴
- 定価: 円 (本体 円+税)
- 発売日:
- 2010年01月23日
- 判型:
- 文庫判
- 商品形態:
- 文庫
- ページ数:
- 368
- ISBN:
- 9784043661022
サイゴン・タンゴ・カフェ
- 著者 中山 可穂
- デザイン 角川書店装丁室 大武尚貴
- 定価: 円 (本体 円+税)
- 発売日:
- 2010年01月23日
- 判型:
- 文庫判
- 商品形態:
- 文庫
- ページ数:
- 368
- ISBN:
- 9784043661022
優雅にタンゴを踊りながら、このつらい世界を生きのびてゆこう。
南国のスコールの下、タンゴに取り憑かれた国籍も年齢も不詳の老嬢の口から、長い長い恋の話が語られる……東京、ブエノスアイレス、サイゴン――。ラテンの光と哀愁に満ちた、神秘と狂熱の恋愛小説集。
※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。
「サイゴン・タンゴ・カフェ」感想・レビュー
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立て続けに中山可穂の小説を読んでいる。きっと中毒。そうでなければ、わたしはこの文章に辟易していたかもしれないと思わずにはいられない。散りばめられる何処かの国の薄暗い路地裏のような倦怠感と絡まるような熱 …続きを読む2014年04月04日34人がナイス!しています
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あーーーーーー、もう、助けてください、と読みながらひれ伏すように、静謐で穏やかな文章が私の脳内で火花を散らす、ざくざくとむき出しの感情でこれでもかと貫いてくる、あまりにも痛く、眩しい恋の短編集。いや、 …続きを読む2017年04月25日25人がナイス!しています
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濃密に絡み合う過去と現在に翻弄されながら、息を潜めて読み進めた。中山さんの作品はいつも私の息の根を止めようとする。切迫感に満ちていて、息苦しい。追い立てられるように読み進めてゆくうちに、いつの間にかこ …続きを読む2017年01月12日20人がナイス!しています