南の子供が夜いくところ

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2013年02月23日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
288
ISBN:
9784041007129
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南の子供が夜いくところ

  • 著者 恒川 光太郎
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2013年02月23日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
288
ISBN:
9784041007129

不穏な奇想がはじけ飛ぶ恒川ワールドの真骨頂

島に一本しかない紫焔樹。森の奥の聖域に入ることを許されたユナは、かつて〈果樹の巫女〉と呼ばれた少女だった……呪術的な南洋の島の世界を、自由な語りで高らかに飛翔する、新たな神話的物語の誕生! 島に一本しかない紫焔樹。森の奥の聖域に入ることを許されたユナは、かつて〈果樹の巫女〉と呼ばれた少女だった……呪術的な南洋の島の世界を、自由な語りで高らかに飛翔する、新たな神話的物語の誕生!

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「南の子供が夜いくところ」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 些少ホラー・大盛ファンタジー短編集です。 恒川さんはやっぱり日本の晩秋の夕闇の物語がぴったり来ますね。 なんか舞台が南国だけにハメハメハ大王のメロディーがリフレインして今ひとつ気分が乗りませんでした。 些少ホラー・大盛ファンタジー短編集です。 恒川さんはやっぱり日本の晩秋の夕闇の物語がぴったり来ますね。 なんか舞台が南国だけにハメハメハ大王のメロディーがリフレインして今ひとつ気分が乗りませんでした。<(^_^;  「夜の果樹園」は、恒川さん得意の「怪しい人ならぬもの」と言うよりは完全に「ゾンビ」でした。残念!(笑) …続きを読む
    射手座の天使あきちゃん
    2018年09月21日
    204人がナイス!しています
  • 恒川さん4冊目。今回は以前読んだパラレルワールド系ではなく、島が舞台のファンタジーで、呪術師・ユナが少しずつ絡んだ関連性のある短編集。夢ある話やゾッとする話など、バラエティに富んだ食材に恒川さんの腕と 恒川さん4冊目。今回は以前読んだパラレルワールド系ではなく、島が舞台のファンタジーで、呪術師・ユナが少しずつ絡んだ関連性のある短編集。夢ある話やゾッとする話など、バラエティに富んだ食材に恒川さんの腕とスパイスが程好く効いて、美味しいエスニック料理を食べた感じ。残念ながら『夜市』のような衝撃はなかったが、類まれなるストーリーテリングは健在で、質の高い「大人の童話」を読んだ気分。特に神話のような『紫焔樹の島』と『雲の眠る海』、怪談のような『蛸漁師』と『夜の果樹園』は好みだった。異世界へ行きたい人にオススメ。 …続きを読む
    しんたろー
    2017年10月26日
    203人がナイス!しています
  • 名作『夜市』の世界観をそのままに、微妙につながりを保ちつつ展開する連作集でした。本当に文章が読みやすく、無駄な言葉や文字を完全に削り取った作風にひたすら感嘆してしまいます。恒川さんの描く作品は、本当に 名作『夜市』の世界観をそのままに、微妙につながりを保ちつつ展開する連作集でした。本当に文章が読みやすく、無駄な言葉や文字を完全に削り取った作風にひたすら感嘆してしまいます。恒川さんの描く作品は、本当にどこまでもアートで視覚のみならず、聴覚や嗅覚までもが刺激させそうな作品が少なくありません。こんなにもハズレがない作家さんは他にはなかなかいないのでは。基本的にどの作品もスタートから目が離せなくなり、アッという間にココロを奪われます。本作は短めに構成され、かつしっかりとまとめあげているところが、素晴らしいです。 …続きを読む
    おしゃべりメガネ
    2013年07月06日
    200人がナイス!しています

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