とんび 電子版
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発売日:
2011年12月08日
商品形態:
電子書籍

とんび

  • 区分表記なし 重松 清
発売日:
2011年12月08日
商品形態:
電子書籍

父親は、悲しみを飲み込んでいく海になれ──

昭和三十七年、ヤスさんは生涯最高の喜びに包まれていた。愛妻の美佐子さんとのあいだに待望の長男アキラが誕生し、家族三人の幸せを噛みしめる日々。しかしその団らんは、突然の悲劇によって奪われてしまう──。アキラへの愛あまって、時に暴走し時に途方に暮れるヤスさん。我が子の幸せだけをひたむきに願い続けた不器用な父親の姿を通して、いつの世も変わることのない不滅の情を描く。魂ふるえる、父と息子の物語。


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「とんび」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 重松清の自身の父親への答礼歌。ここでも当然いつもの重松節。安定しているというか、プロフェッショナルというか。物語は最初の一章を読んだところで、ほぼ最後までプロットが想像できるし、またその通りに進行して 重松清の自身の父親への答礼歌。ここでも当然いつもの重松節。安定しているというか、プロフェッショナルというか。物語は最初の一章を読んだところで、ほぼ最後までプロットが想像できるし、またその通りに進行してゆく。あたかも「フーテンの寅さん」か、「水戸黄門」のように。それでも「ヤスさんの上京」での海雲和尚の手紙には涙がこぼれそうになる。(実はこぼれたのだが)思いっきり通俗的と思いつつも。うまいと思ったのは「由美さん」の章。実に巧みに変化球を投じながら、物語の収束に向けて加速させていくテクニックは、さすがに見事だ。 …続きを読む
    ヴェネツィア
    2017年04月05日
    672人がナイス!しています
  • ⭐️⭐️⭐️実家借用本。重松さん初級者ですが、この本は今までで一番相性の合うお話でした。愛情というものは鼻を突き合わせている時は深く激しいほど疎ましくすら思えるのに、ひとり遠く離れて見て初めて陽炎のよ ⭐️⭐️⭐️実家借用本。重松さん初級者ですが、この本は今までで一番相性の合うお話でした。愛情というものは鼻を突き合わせている時は深く激しいほど疎ましくすら思えるのに、ひとり遠く離れて見て初めて陽炎のように立ちあがって有り難みが見えてくるものでもあります。子供や孫を視野に入れて漸く見えてくる数十年前の親心もあります。言葉にすべきことと冥途まで黙って抱えて行くことも含めて愛情表現は千差万別で未だに正しく伝える上での迷いの多さを断ち切れぬ私は自分の中のやしゃんに激しくシンパシーを感じました。オススメです。 …続きを読む
    HIRO1970
    2015年05月18日
    504人がナイス!しています
  • お互いに天涯孤独のヤスさんと美佐子さん夫婦。二人に長男のアキラが生まれ人生の幸せを噛み締めるヤスさん。職場での突然の事故で美佐子さんが急逝し、ヤスさんとアキラの親一人、子一人の奮闘の毎日が始まる。不器 お互いに天涯孤独のヤスさんと美佐子さん夫婦。二人に長男のアキラが生まれ人生の幸せを噛み締めるヤスさん。職場での突然の事故で美佐子さんが急逝し、ヤスさんとアキラの親一人、子一人の奮闘の毎日が始まる。不器用で照れ屋なヤスさんのひた向きなアキラへの愛情。そして二人を取り巻く人々の沢山の愛情にふれ、何度も泣かされる。これはアキラの成長とともにヤスさんの成長の物語でもあると思う。様々な事柄に悩むヤスさんとアキラ。彼らを沢山の「手」が支えてくれ、二人は成長すり。不器用ながらも懸命に生きる人々の姿が心に響く作品です。 …続きを読む
    yoshida
    2017年11月11日
    430人がナイス!しています

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