かぞえきれない星の、その次の星

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2021年09月17日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
352
ISBN:
9784041111741

かぞえきれない星の、その次の星

  • 著者 重松 清
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2021年09月17日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
352
ISBN:
9784041111741

さみしさは消えない。でも、希望は、ある。11の小さな星たちの物語

さみしさは消えない。でも、希望は、ある

かぞえきれないものを、ときどき見たほうがいい。
ぼくたちは皆、また間違えてしまうかもしれないから――


感染症がひろがり休校になってしまった春、子どもたちのためにこいのぼりが企んだのは……。 「こいのぼりのナイショの仕事」「こいのぼりのサイショの仕事」
大切で大好きな相手であればあるほどいまは会えない。父と娘は、画面越しで会話する。 「天の川の両岸」
ミックスルーツのリナはお母さんと二人暮らし。「日本人らしい」っていったい何だろう――。 「コスモス」


「星のかけらには、さみしさが埋まってる」
夜空にちりばめた、11の小さな星たちの物語

「誰かに会いたいと思ってるとき、ほんとうはもう会えてるのかもしれないな」


収録作品:こいのぼりのナイショの仕事/ともしび/天の川の両岸/送り火のあとで/コスモス/原っぱに汽車が停まる夜/かえる神社の年越し/花一輪/ウメさんの初恋/こいのぼりのサイショの仕事/かぞえきれない星の、その次の星
雑誌「小説 野性時代」掲載作に書き下ろしを加えた、全11篇


【著者コメント】
現実にはありえない話だけど、
2021年を生きる10代の自分に届けたくて、
この本を書きました。
 ――重松 清

さみしさは消えない。でも、希望は、ある

かぞえきれないものを、ときどき見たほうがいい。
ぼくたちは皆、また間違えてしまうかもしれないから――


感染症がひろがり休校になってしまった春、子どもたちのためにこいのぼりが企んだのは……。 「こいのぼりのナイショの仕事」「こいのぼりのサイショの仕事」
大切で大好きな相手であればあるほどいまは会えない。父と娘は、画面越しで会話する。 「天の川の両岸」
ミックスルーツのリナはお母さんと二人暮らし。「日本人らしい」っていったい何だろう――。 「コスモス」


「星のかけらには、さみしさが埋まってる」
夜空にちりばめた、11の小さな星たちの物語

「誰かに会いたいと思ってるとき、ほんとうはもう会えてるのかもしれないな」


収録作品:こいのぼりのナイショの仕事/ともしび/天の川の両岸/送り火のあとで/コスモス/原っぱに汽車が停まる夜/かえる神社の年越し/花一輪/ウメさんの初恋/こいのぼりのサイショの仕事/かぞえきれない星の、その次の星
雑誌「小説 野性時代」掲載作に書き下ろしを加えた、全11篇


【著者コメント】
現実にはありえない話だけど、
2021年を生きる10代の自分に届けたくて、
この本を書きました。
 ――重松 清

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

もくじ

収録作品

「こいのぼりのナイショの仕事」:感染症がひろがり休校になってしまった春、子どもたちのためにこいのぼりが企んだのは……。

「ともしび」:昔むかし、いくさに敗れた人たちを迎えた村は、今は「きみたち」――自分の居場所をなくした子どもたちを、迎える村になった。

「天の川の両岸」:感染症流行で、大切な相手であればあるほど会えない日々。パパは毎日、画面越しの娘と会話する。

「送り火のあとで」:亡くなった母を迎えるお盆、今年は新しい「ママ」がいる。ぼくと姉の揺らぐ気持ちは……。

「コスモス」:ミックスルーツのリナはお母さんと二人暮らし。友達からは、「日本人っぽい」とも「日本人離れ」とも言われて――。

「原っぱに汽車が停まる夜」:原っぱで遊ぶ、大勢の子どもたち。夜だけ現れるこの不思議な場所に来る子たちには、「影」がない。

「かえる神社の年越し」:なかったことにしたいこの一年の切ない願いを託されて、神社の「かえる」たちは年を越す。

「花一輪」:鬼退治のため村に逗留中の桃太郎の一行。なかなか動かない彼の狙いとは……。

「ウメさんの初恋」:もう先が長くないというひいおばあちゃんのウメさん。彼女のおひなさまと戦争の話を聞いた私は……。

「こいのぼりのサイショの仕事」:新しい春もウイルスは猛威をふるっている。おとなだけの「ナイショの仕事」ができない僕たちだって、できることをしたいんだ。

「かぞえきれない星の、その次の星」:気がつくと、「ぼく」は夜の砂漠にいた。星空の下、出会った「おじさん」と話したのは……。物語と世界の真実を示す、最後の一篇。

雑誌「小説 野性時代」掲載作に書き下ろしを加えた、全11篇

「かぞえきれない星の、その次の星」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 重松 清は、永年に渡って新作をコンスタントに読んでいる作家です。本作は、作家デビュー30周年、純粋な新作の短編集でした。内容は、多少児童向きなのに野生時代に連載していたのは何故でしょうか? オススメは、『 重松 清は、永年に渡って新作をコンスタントに読んでいる作家です。本作は、作家デビュー30周年、純粋な新作の短編集でした。内容は、多少児童向きなのに野生時代に連載していたのは何故でしょうか? オススメは、『コスモス』&『花一輪』&表題作『かぞえきれない星の、その次の星』です。 https://www.kadokawa.co.jp/topics/6410 …続きを読む
    starbro
    2021年10月05日
    302人がナイス!しています
  • 久しぶりの重松作品。どれも重松さんの世界だった。優しくて・・ただ優しいだけじゃなくて、切なかったり考えさせられたり、やっぱりそこはかとなく哀しく優しい11の物語。キリリと刺さる思いもある。自分はどっちだ 久しぶりの重松作品。どれも重松さんの世界だった。優しくて・・ただ優しいだけじゃなくて、切なかったり考えさせられたり、やっぱりそこはかとなく哀しく優しい11の物語。キリリと刺さる思いもある。自分はどっちだ?省みるにつけ心当たりもある。人生の折り返しをとうに過ぎ、幸せな思い出も消えることない悲しみも、みんなみんな抱えて生きて行く。『会いたいと思えばーその人の顔を思い浮かべれば、もう、会えているー。』ほら、会いたい人がどんどん増えて・・会いたいよ。 …続きを読む
    いつでも母さん
    2021年10月13日
    184人がナイス!しています
  • うーん、何だろ。決して明るいテーマだけではない短編集なんだけど、読み終わったら気分がスッキリして前向きになれる本だった。コロナや天災や恵まれない家庭環境、様々な苦難の中にいる人々、だけど「生き物はみん うーん、何だろ。決して明るいテーマだけではない短編集なんだけど、読み終わったら気分がスッキリして前向きになれる本だった。コロナや天災や恵まれない家庭環境、様々な苦難の中にいる人々、だけど「生き物はみんな、与えられた条件で生きていくしかないんだから」。11話の短編集で全部、重松清さんだなーと強く感じながら気持ちよく読了。分かりやすく噛み砕いて子供にも聞かせてあげたいような話だった。 …続きを読む
    machi☺︎︎゛
    2022年03月09日
    158人がナイス!しています

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