詩経・楚辞 ビギナーズ・クラシックス 中国の古典

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2012年03月24日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
224
ISBN:
9784044072278
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詩経・楚辞 ビギナーズ・クラシックス 中国の古典

  • 著者 牧角 悦子
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2012年03月24日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
224
ISBN:
9784044072278

三国志の英雄、曹操が戦場にまで持ち込んだ中国詩歌の原点を味わう。

『詩経』と『楚辞』は、古くから「風騒」と呼ばれ、多くの人びとが親しみ、学んできた詩集。『詩経』から、恋や結婚、悲しみ、怒りなどの心情あふれる歌を、『楚辞』からは、神に捧げる歌舞劇だったという壮大なスケールの歌を味わい、古代の人々のこころにふれる。子孫繁栄と五穀豊穣を願う神々への祈りの言葉から生まれ、抒情的歌謡に発展した中国詩歌。その原点であるふたつの詩集が、一冊でわかる!一番やさしい入門書。 『詩経』と『楚辞』は、古くから「風騒」と呼ばれ、多くの人びとが親しみ、学んできた詩集。『詩経』から、恋や結婚、悲しみ、怒りなどの心情あふれる歌を、『楚辞』からは、神に捧げる歌舞劇だったという壮大なスケールの歌を味わい、古代の人々のこころにふれる。子孫繁栄と五穀豊穣を願う神々への祈りの言葉から生まれ、抒情的歌謡に発展した中国詩歌。その原点であるふたつの詩集が、一冊でわかる!一番やさしい入門書。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

もくじ

はじめに

『詩経』

『詩経』解説

恋のうた
木瓜(衛風)
将仲子(鄭風)
有女同車(鄭風)
シンイ(鄭風)
【コラム】詩の六義と呪物
静女(テイ風)
【コラム】『詩経』のテキストと文字の意味

結婚の成就と破綻を歌ううた
桃夭(周南)
何彼矣(召南)
碩人(衛風)
鶏鳴(斉風)
碩鼠(魏風)
氓(衛風)

嘆きと悲しみのうた
山有枢(唐風)
蟋蟀(唐風)
巻耳(周南)
鴇羽(唐風)
陟コ(魏風)
蓼莪(小雅・谷風之什)

恨みと怒りのうた
青蠅(小雅・甫田之什)
巷伯(小雅・節南山之什)

神祭り・魂祭りのうた
生民(大雅・生民之什)
玄鳥(商頌)
ヒ宮(魯頌)
信南山(小雅・谷風之什)

『楚辞』

『楚辞』解説

九歌
九歌とは
東皇太一
礼魂
【コラム】古代神話と『楚辞』

離騒
離騒とは
名乗り
天界への遊行
【コラム】『楚辞』と昇仙図
時間の推移への歎き
さらなる飛翔
【コラム】招魂と「ほたるこい」

あとがき

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「詩経・楚辞 ビギナーズ・クラシックス 中国の古典」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • これまで読んできた漢詩とは全く違った雰囲気で、こんなに素朴な漢詩があったんだ、と新たな発見があって面白かった。『詩経』は原初は宗教歌だったのに、漢代には儒教の経典として読まれた、とか、『楚辞』は神々を これまで読んできた漢詩とは全く違った雰囲気で、こんなに素朴な漢詩があったんだ、と新たな発見があって面白かった。『詩経』は原初は宗教歌だったのに、漢代には儒教の経典として読まれた、とか、『楚辞』は神々を祭る宗教歌舞劇だったものが、漢代には一人の主人公の愛国忠君の物語して読まれたなど、解釈の仕方が時代によって異なっている点も興味深い。時代を超えて読まれ続けた古典の‘言葉’の力は偉大だ。 …続きを読む
    しゅてふぁん
    2019年07月10日
    49人がナイス!しています
  • 中国の古代詩が読みたくなって再読。古代人の生活に根付いた素朴な詩はとっても魅力的。どの詩も人々の生活の中で歌われていたんだなと思わせるものばかりで楽しい。そしてもっと興味深いのは楚辞。一応、歌、らしい 中国の古代詩が読みたくなって再読。古代人の生活に根付いた素朴な詩はとっても魅力的。どの詩も人々の生活の中で歌われていたんだなと思わせるものばかりで楽しい。そしてもっと興味深いのは楚辞。一応、歌、らしいけど、歌というよりは神話や歌舞劇のよう。天の最高神を祭る『東皇太一』、天上世界・崑崙山へと旅する『離騒』などなど、一度は通して読んでみたい作品。 …続きを読む
    しゅてふぁん
    2020年05月24日
    43人がナイス!しています
  • 本当にビギナー向きに易しく優しく、深い沼の触りの部分を書いてくださっている本。ありがたやー。古代中国の精神世界にほんの少し触れることができる。白川静さんも書いていらしたけれど、日本の古代との共通点も感 本当にビギナー向きに易しく優しく、深い沼の触りの部分を書いてくださっている本。ありがたやー。古代中国の精神世界にほんの少し触れることができる。白川静さんも書いていらしたけれど、日本の古代との共通点も感じました。特に、鳥に関する信仰。鳥が魂を運んだり、神意を伝えたりする存在であること。言葉や歌が、神霊と繋がる手立てであったとよく分かる。楚辞の方は「うゎー、激しいな」と思いました。十二国記が好きな方は一度読まれると良いかも。親切な現代語訳つきなら😅全編通して読んでみたいです。 …続きを読む
    りー
    2022年08月27日
    21人がナイス!しています

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