李白 ビギナーズ・クラシックス 中国の古典

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2004年10月23日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
240
ISBN:
9784043675029
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李白 ビギナーズ・クラシックス 中国の古典

  • 著者 筧 久美子
  • イラスト 谷口 広樹
  • デザイン 谷口 広樹
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2004年10月23日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
240
ISBN:
9784043675029

何もかも捨てて放浪の旅に出た自由人、李白の巧みな連想の世界へ

李白、字(あざな)は太白。中国を代表する世界的大詩人。酒を飲み、月を愛で、鳥と遊び、自由気ままに諸国をめぐり、好きな詩を書いていた李白は、天界から地上に流されてきた仙人だといわれ、「詩仙」と呼ばれています。世の中への不平不満を歌ってくれる代弁者として民衆から愛された李白の詩は、日本をはじめヨーロッパでも愛誦され、今もなお輝きを増しています。豪快奔放に生きた、李白の浪漫の世界を味わい楽しむ一冊。 李白、字(あざな)は太白。中国を代表する世界的大詩人。酒を飲み、月を愛で、鳥と遊び、自由気ままに諸国をめぐり、好きな詩を書いていた李白は、天界から地上に流されてきた仙人だといわれ、「詩仙」と呼ばれています。世の中への不平不満を歌ってくれる代弁者として民衆から愛された李白の詩は、日本をはじめヨーロッパでも愛誦され、今もなお輝きを増しています。豪快奔放に生きた、李白の浪漫の世界を味わい楽しむ一冊。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

もくじ

はじめに

解説──李白の文学・その人生と時代
 一 李白詩の人気
 二 伝説の個人データ
 三 開元・天宝の華やかな時代に出会って
 四 人々に愛される李白詩
 五 李白の一生

故郷・蜀時代の作
 戴天山の道士を訪うに 遇わず
 峨眉山月の歌

青雲の志を抱いて出仕するまで
 秋 荊門を下る
 長干の行 二首(うち一首)
 孟浩然に贈る
 黄鶴楼にて孟浩然の広陵に之くを送る
 天門山を望む
 金陵の酒肆にて留別す
 春夜 洛城に笛を聞く
 客中の作
 李イに上る
 蜀の道は難し 三首(うち一首)

宮廷勤め・長安にて
 子夜呉歌 四首
 烏が 夜 啼く
 清平調詞 三首
 終南山を下りて斛斯山人の宿に過ぎり、置酒す
 行路難 三首(うち二首)
 古風 其の五

再起を求めて漫遊する
 魯郡の東石門にて杜二甫を送る
 丁都護の歌
 将進酒 
 古風 其の九
 晁卿衡を哭す
 宣州謝ヨウ楼にて校書叔雲に餞別す
 独り敬亭山に坐す
 秋浦の歌 十七首
 宣城にて杜鵑の花を見る
 汪倫に贈る

安禄山の乱後
 北上行 
 横江詞 六首
 早に白帝城を発す
 五松山の下の荀媼が家に宿す

其の他(編年不明)
 内に贈る
 楊叛児
 静かなる夜の思い
 金陵の城西楼にて 月下の吟
 山中問答 
 廬山の瀑布を望む 二首
 月下の独酌 四首(うち一首)
 古風 其の一
 古風 其の四十九

付録
 李白略年譜

コラム 目次
 道教豆知識
 若き日の旅立ち──諸国漫遊へ
 風流
 留別とは
 諸国漫遊の条件
 女性のための代弁歌
 機を忘れる
 民衆の間に、はやる言葉
 仙丹
 苦役の船曳き
 エッセイ五花の馬
 人情に触れて
 大胆な恋情の歌
 韻字の演出効用
 月を友として飲む酒の味は
 李白の文学観

解説──李白の文学・その人生と時代

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「李白 ビギナーズ・クラシックス 中国の古典」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 遥か昔から人々に親しまれてきた『詩仙』李白。盛唐の詩人。阿部仲麻呂の死を悼んだ詩や孟浩然に向けて詠んだ詩は良かったなぁ。さすが人生の大半を旅していただけあって、旅の詩が何首も紹介されていた。彼が歌う名 遥か昔から人々に親しまれてきた『詩仙』李白。盛唐の詩人。阿部仲麻呂の死を悼んだ詩や孟浩然に向けて詠んだ詩は良かったなぁ。さすが人生の大半を旅していただけあって、旅の詩が何首も紹介されていた。彼が歌う名物はたいていが実在の物らしい。旅して名産物を詩に読み込む、国も時代も何もかも違うけれど、写真を撮ってつぶやく現代の私たちと一緒だ(*^-^*)次は杜甫を読んで『詩仙』と『詩聖』の違いを見つけてみよう♪ …続きを読む
    しゅてふぁん
    2017年11月09日
    35人がナイス!しています
  • 詩は自然を、心を、時間を分かるように分かりやすいように整えて、短い語句、型も決まっている場合が多い、に多くの気持ちを入れる。相反することをおこなっています。それはいつでも、どこでもそうなのです。そして 詩は自然を、心を、時間を分かるように分かりやすいように整えて、短い語句、型も決まっている場合が多い、に多くの気持ちを入れる。相反することをおこなっています。それはいつでも、どこでもそうなのです。そして李白です。川の流れに自らの流浪を重ね、それを肴に月と影に相手をしてもらい杯を傾ける。才能を活かす努力を頭から煙が出るほど考えないと詩はつくれませんし、それを感じさせるものは詩ではありません。漢文を私が理解できないのはとても残念ですが、その詩情と心は形良い読み下し分で受け取れます。詩人の涼やかな風を感じました。 …続きを読む
    井月 奎(いづき けい)
    2015年11月21日
    31人がナイス!しています
  • 漢詩の素養はないが、江守透の『漢詩紀行』は何度か録画して見ていた。あの声の朗読が魅力だったと思う。この李白の詩も音読すると理解した気になるかも。さらっと読んでしまい少し後悔しています。また別のやり方で 漢詩の素養はないが、江守透の『漢詩紀行』は何度か録画して見ていた。あの声の朗読が魅力だったと思う。この李白の詩も音読すると理解した気になるかも。さらっと読んでしまい少し後悔しています。また別のやり方で挑戦したい。 …続きを読む
    Kajitt22
    2021年03月09日
    30人がナイス!しています

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