ぼくのキャノン

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2010年03月25日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
352
ISBN:
9784043647101
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ぼくのキャノン

  • 著者 池上 永一
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2010年03月25日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
352
ISBN:
9784043647101

戦争の記憶を奔放なストーリーに乗せて描く、復帰世代の沖縄戦。

豊かで美しい村の守り神である、帝国陸軍の九六式カノン砲「キャノン様」。だが、そこには絶対に知られてはならない大きな秘密があった――! 復帰世代の作家が初めて描く沖縄戦。 豊かで美しい村の守り神である、帝国陸軍の九六式カノン砲「キャノン様」。だが、そこには絶対に知られてはならない大きな秘密があった――! 復帰世代の作家が初めて描く沖縄戦。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「ぼくのキャノン」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 【沖縄24】著者6作目の作品。今度は沖縄戦だ。なので舞台は沖縄本島。米軍の攻撃によりほぼ全滅した村を復興させた3人の男女の三世代(親-孫)の物語。とはいえこの作家のこと、この三人の一人は、村の支配者となるノ 【沖縄24】著者6作目の作品。今度は沖縄戦だ。なので舞台は沖縄本島。米軍の攻撃によりほぼ全滅した村を復興させた3人の男女の三世代(親-孫)の物語。とはいえこの作家のこと、この三人の一人は、村の支配者となるノロ(巫女)、もう一人は資金調達者といえば聞こえがいいが盗人、もう一人は海人だがじつは。。。そして、ノロひいては村人が崇める神は、キャノン。つまりグスク(琉球王国以前の城塞のことだが、聖域説が近年有力)に鎮座する九六式カノン砲だ。村はキャノンという神のもとで、謎の資金源により潤う楽園となったが、様々な↓ …続きを読む
    翔亀
    2021年11月16日
    35人がナイス!しています
  • B級映画とかコメディー映画みたいなノリで進んでいくけど、そこには沖縄戦というテーマが隠されてる。 スベってたり、話がチグハグしてるように感じるのは計算された上での事やと思うのですが自分には合いませんで B級映画とかコメディー映画みたいなノリで進んでいくけど、そこには沖縄戦というテーマが隠されてる。 スベってたり、話がチグハグしてるように感じるのは計算された上での事やと思うのですが自分には合いませんでした。でも、たまに美奈が相手にされなかったりするのは笑った。 …続きを読む
    はらぺこ
    2017年04月08日
    27人がナイス!しています
  • テンプレ通りの南国沖縄らしい幕開け早々『祟りじゃ!』と叫ぶオババの声。村の仕組みがわかるまでの100ページ程は中々進まなかったが、中盤以降の展開の早さに捲られるように読みきってしまい、自分には割と珍しい テンプレ通りの南国沖縄らしい幕開け早々『祟りじゃ!』と叫ぶオババの声。村の仕組みがわかるまでの100ページ程は中々進まなかったが、中盤以降の展開の早さに捲られるように読みきってしまい、自分には割と珍しいことに間を置かずに二回読みしてしまった。清も濁も純も俗も、なんの矛盾もなく並立している『人間くささ』がたまらなく好きだ。『お帰りなさーい』には、少し胸の奥がぎゅっとやられた。2013-175 …続きを読む
    ぺぱごじら
    2013年11月09日
    21人がナイス!しています

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