唐詩選 ビギナーズ・クラシックス 中国の古典

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2010年10月23日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
240
ISBN:
9784044072162
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唐詩選 ビギナーズ・クラシックス 中国の古典

  • 著者 深澤 一幸
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2010年10月23日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
240
ISBN:
9784044072162

芭蕉や漱石も愛した、中国最高の詞華集を味わう!

中国で最も愛されている唐詩の入門書をもとに編んだ、新しい現代版『唐詩選』。兵士の感慨を歌う王翰の「涼州詞」、孤独を歌う李白の「月下の独酌」、旅情を歌う張継の「楓橋夜泊」――。表現方法が飛躍的に発展した唐代の詩の中から、歴史的な知識がなくても感動できる詩、51首を精選して収録。朗読するだけで風景が浮かんでくる名詩を味わい、時代ごとに変化する詩風と、多彩な詩の世界を楽しむ。朗読に最適な総ルビ付き。 中国で最も愛されている唐詩の入門書をもとに編んだ、新しい現代版『唐詩選』。兵士の感慨を歌う王翰の「涼州詞」、孤独を歌う李白の「月下の独酌」、旅情を歌う張継の「楓橋夜泊」――。表現方法が飛躍的に発展した唐代の詩の中から、歴史的な知識がなくても感動できる詩、51首を精選して収録。朗読するだけで風景が浮かんでくる名詩を味わい、時代ごとに変化する詩風と、多彩な詩の世界を楽しむ。朗読に最適な総ルビ付き。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

もくじ

はじめに
解説──唐詩とは何か

◆はじまりの歌
晋陵の陸丞の早春遊望に和す  杜審言
コラム 唐代の地方官
郷に回りて偶たま書す  賀知章
幽州台に登る歌  陳子昂
月を望んで遠きを懐う  張九齢
コラム 唐代の中央政府と役人

◆意気さかんな歌
涼州詞  王翰
コラム ワインの到来
鸛雀楼に登る  王之渙
夏日 南亭にて辛大を懐う  孟浩然
コラム 詩話
故人の荘に過る  孟浩然
建徳江に宿る  孟浩然
芙蓉楼にて辛漸を送る  王昌齢
長信怨  王昌齢
渭川の田家  王維
山居の秋暝  王維
元二が安西に使いするを送る  王維
黄鶴楼  崔コウ
長干行 其の一  崔コウ
    其の二  崔コウ
月下の独酌  李白
宣州の謝チョウ楼にて校書叔雲に餞別す  李白
夜牛渚に泊し古えを懐う  李白
破山寺の後禅院に題す  常建
佳人  杜甫
コラム 敦煌出土の民衆詩
月夜に舎弟を憶う  杜甫
天末に李白を懐う  杜甫
客至る  杜甫
白雪の歌、武判官の帰るを送る  岑参

◆変奏の歌
全椒山中の道士に寄す  韋応物
ジョ州の西澗  韋応物
楓橋夜泊  張継
コラム 詩僧の寒山
寒食  韓コウ
江南曲  李益
遊子吟  孟郊
山石  韓愈
劉十九に問う  白居易
西塞山懐古  劉禹錫
烏衣巷  劉禹錫
渓居  柳宗元
江雪  柳宗元
行宮  元シン
金陵渡に題す  張コ

◆衰亡への歌
試に近づき張水部に上る  朱慶余
コラム 磁器に書かれた詩
赤壁  杜牧
秦淮に泊す  杜牧
別れに贈る  杜牧
無題  李商隠
春雨  李商隠
楽遊原に登る  李商隠
夜雨 北に寄す  李商隠
嫦娥  李商隠
孤雁  崔塗
台城  韋荘

長安城坊図
唐詩関係地図
長安付近詳図
唐代文化史年表

解説
 唐詩とは何か

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「唐詩選 ビギナーズ・クラシックス 中国の古典」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • タイトルは唐詩選だが、実際には唐詩選(白楽天が入っていないなど初唐、盛唐に偏っている)ではなく、中唐や晩唐までまんべんなく網羅している『唐詩三百首』の中から、初心者にも理解しやすい51首が選ばれている。 タイトルは唐詩選だが、実際には唐詩選(白楽天が入っていないなど初唐、盛唐に偏っている)ではなく、中唐や晩唐までまんべんなく網羅している『唐詩三百首』の中から、初心者にも理解しやすい51首が選ばれている。返り点のついた原文と口語訳、解説、作者に関する説明があって、非常に分かりやすい。漢詩といえば高校の授業以来ご無沙汰だったけれど、こうして読むとなかなか好いものだ。通読して、自在で伸びやかな盛唐の作品群がやはり印象に残ったが、一方で小粒ながらナイーブなつぶやきの晩唐の作品にも心惹かれた。 …続きを読む
    syota
    2018年12月01日
    29人がナイス!しています
  • なんとなく漢詩の気分になって手に取ってみたら凄く良かった。漢詩はあまり馴染みがなく、『唐詩』とは唐代の詩を指すことも初めて知った。半分以上は知らない詩人だったので自分好みの詩人は誰かな~と楽しみながら なんとなく漢詩の気分になって手に取ってみたら凄く良かった。漢詩はあまり馴染みがなく、『唐詩』とは唐代の詩を指すことも初めて知った。半分以上は知らない詩人だったので自分好みの詩人は誰かな~と楽しみながら、あっという間に読んでしまった。有名な詩が紹介されているせいか、どれを読んでも心地よくて惚れ惚れする。孟浩然、王昌齢、李商隠が良かったけれど、特定の詩人がいいというのではなく『五言絶句』『七言絶句』が比較的わかりやすくて良かったように思う。時期でいえば盛唐の詩が好みだった。 …続きを読む
    しゅてふぁん
    2017年10月27日
    27人がナイス!しています
  • いわゆる『唐詩選』の入門書ではなく、唐の各時代を網羅している『唐詩三百首』から著者が故事や他の詩などの背景知識がない初心者にも分かりやすい詩(白描)を五十一首選び出したオリジナル唐詩選。振り返ると盛唐の いわゆる『唐詩選』の入門書ではなく、唐の各時代を網羅している『唐詩三百首』から著者が故事や他の詩などの背景知識がない初心者にも分かりやすい詩(白描)を五十一首選び出したオリジナル唐詩選。振り返ると盛唐の章の前半(孟浩然、王維、李白など)と中唐の章(張継 楓橋夜泊、孟郊 遊子吟、柳宗元 江雪など)に折り込みが多い。相変わらず月が出てくる詩に弱いらしい。蝋燭が溶ける様子を涙と重ねる見方や「弄潮の児」を「サーフィン野郎」とした訳などが印象に残っている。 …続きを読む
    Timothy
    2021年08月03日
    11人がナイス!しています

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