- 著者 岩井 志麻子
- カバーイラスト 甲斐庄 楠音
- 定価: 円(本体 円+税)
- 発売日:
- 2002年07月10日
- 判型:
- 文庫判
- 商品形態:
- 文庫
- ページ数:
- 226
- ISBN:
- 9784043596010
第6回 日本ホラー小説大賞 /2000年 第13回 山本周五郎賞
ぼっけえ、きょうてえ
- 著者 岩井 志麻子
- カバーイラスト 甲斐庄 楠音
- 定価: 円(本体 円+税)
- 発売日:
- 2002年07月10日
- 判型:
- 文庫判
- 商品形態:
- 文庫
- ページ数:
- 226
- ISBN:
- 9784043596010
日本ホラー小説大賞、山本周五郎賞受賞作、待望の文庫化!
岡山の遊郭で醜い女郎が客に自分の身の上を語り始める。間引き専業の産婆を母にもち、生まれた時から赤ん坊を殺す手伝いをしていた彼女の人生は、血と汚辱にまみれた地獄道だった……。
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「ぼっけえ、きょうてえ」感想・レビュー
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ずっと気になりながらも、怖そうで手に取れなかった本。やっぱり“ぼっけぇ、きょうてぇ!”(めちゃ怖い)収録4篇とも、明治頃の岡山を舞台とした土臭い話。貧しさにがんじがらめになって、抗うことも諦めた人々。 …続きを読む2017年08月29日121人がナイス!しています
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傑作ホラー短編集。どの短編も恐ろしくて、やり切れない思いが澱のように心に残る。岡山の方言が効果的に使われていて、恐ろしい話しながらどこか懐かしい気がした。なんといっても表題作が傑作。45ページほどの短 …続きを読む2018年06月09日119人がナイス!しています
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★★★☆☆ 再読。「ぼっけえ、きょうてえ」女郎が語る寝物語。生命の尊厳や情愛の光の差し込まぬ地獄。姿形よりも心の形がどこか決定的に捩くれてしまったものが、じわじわと浮かび上がってくる。 「あまぞわい」 …続きを読む2019年05月18日116人がナイス!しています