愛蔵版 冷静と情熱のあいだ

愛蔵版 冷静と情熱のあいだ

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2001年06月08日
判型:
四六判
ページ数:
456
ISBN:
9784048732932

愛蔵版 冷静と情熱のあいだ

  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2001年06月08日
判型:
四六判
ページ数:
456
ISBN:
9784048732932

史上初、世紀のコラボレーションが一冊の本にまとまりました。

執筆当時のままに、rossoとbluが交互に綴られる往復書簡のような形に再構成。すれ違い重なり合う男女の想いが、より深く、強く、あなたの胸に響きます。装丁・造本も華やかな、まさに愛蔵の一冊! 執筆当時のままに、rossoとbluが交互に綴られる往復書簡のような形に再構成。すれ違い重なり合う男女の想いが、より深く、強く、あなたの胸に響きます。装丁・造本も華やかな、まさに愛蔵の一冊!

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「愛蔵版 冷静と情熱のあいだ」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • ふたりの間には、一枚の鏡がある。その鏡がふたりを隔てる。過去に引き戻し、未来に行くことを拒否しつづけることで、生きながらえている。あおいと順正は、互いを思い合っているのに会うこともかなわない。学生時代 ふたりの間には、一枚の鏡がある。その鏡がふたりを隔てる。過去に引き戻し、未来に行くことを拒否しつづけることで、生きながらえている。あおいと順正は、互いを思い合っているのに会うこともかなわない。学生時代に激しく愛し合ったふたりは、ある事件をきっかけに離れ離れになってしまう。別れてからは音信不通となり、互いの動向も知らないまま、新たな生活をはじめてはいる。どこにも行けず、何にもなれず、明るい未来の展望をすべて打ち消してまで、過去の記憶に縛られている。あおいと順正に、輝かしい未来が訪れる日は来るのだろうか…。 …続きを読む
    masa@レビューお休み中
    2015年05月19日
    104人がナイス!しています
  • 25年くらい前に流行った話題作を、今更ながら読了。イタリアを舞台に、お互いに忘れられない元恋人を想いながら、現恋人と徐々に上手くいかなくなっていく物語。男視点を辻仁成が、女視点を江國香織が、交互連載とい 25年くらい前に流行った話題作を、今更ながら読了。イタリアを舞台に、お互いに忘れられない元恋人を想いながら、現恋人と徐々に上手くいかなくなっていく物語。男視点を辻仁成が、女視点を江國香織が、交互連載という形で描ききったベストセラー。特に驚きの展開というわけではないのだけど、頭から離れない想い、傷付けたくない想い、それらの葛藤を伝える表現力が秀逸。どんなに相性の良い相手と巡り合ったとしても、ボタンの掛け違い一つで簡単に仲違いしてしまう。だけど、失って分かる相手の大事さ。誰にでもある、そんな話。 …続きを読む
    ぶ~よん
    2025年04月20日
    75人がナイス!しています
  • 冷静と情熱のあいだ、なんて心を打つタイトルか。こんなドラマティックな恋は実際にはしたくないけど、小説では読みたい。そんなワガママを叶えてくれる。対になる物語を交互に読み進める。対になる言葉を見つけた時 冷静と情熱のあいだ、なんて心を打つタイトルか。こんなドラマティックな恋は実際にはしたくないけど、小説では読みたい。そんなワガママを叶えてくれる。対になる物語を交互に読み進める。対になる言葉を見つけた時に、順正とあおいの二人の人間性を感じる。あー、出来ることならば、一生のうち一度でも、冷静と情熱のあいだに身を置いてみたい。いつも恋愛ものを読んだ時は、本命ではなく、主人公を成長させたパートナーのことを想う。そここそ、物語の一番の魅力となり得る。 …続きを読む
    とくけんちょ
    2019年12月21日
    56人がナイス!しています

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