朱色の研究

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2000年08月25日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
432
ISBN:
9784041913048
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朱色の研究

  • 著者 有栖川 有栖
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2000年08月25日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
432
ISBN:
9784041913048
臨床犯罪学者・火村英生はゼミの教え子から2年前の未解決事件の調査を依頼されるが、動き出した途端、新たな殺人が発生。火村と推理作家・有栖川有栖が奇抜なトリックに挑む本格ミステリ。 臨床犯罪学者・火村英生はゼミの教え子から2年前の未解決事件の調査を依頼されるが、動き出した途端、新たな殺人が発生。火村と推理作家・有栖川有栖が奇抜なトリックに挑む本格ミステリ。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

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「朱色の研究」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • Kindleにて読了。 何となく、今までのシリーズとはちょっと違う読了感。それが何なのかはわからないけれど。大野さんが殺された理由が、何とも。人の心とは、他人には絶対理解できないもので、些細なことでも、人に Kindleにて読了。 何となく、今までのシリーズとはちょっと違う読了感。それが何なのかはわからないけれど。大野さんが殺された理由が、何とも。人の心とは、他人には絶対理解できないもので、些細なことでも、人によってはそれが殺人の動機につながってしまう。 人の心の葛藤のラインみたいなものが、随所に見られる作品だった。 きっと、火村先生の心も、それを心配する有栖川さんの心も、誰にもわからない。 …続きを読む
    yu
    2016年02月28日
    175人がナイス!しています
  • 作家アリス8作目にあたる長編は実に美しくも切ない…有栖と火村、そして二人と対峙することとなる殺人犯が時を同じく目にした夕陽。その朱色が思い起こさせるのは世界の終わり、あるいは轟々と燃え上がる火事の恐怖、 作家アリス8作目にあたる長編は実に美しくも切ない…有栖と火村、そして二人と対峙することとなる殺人犯が時を同じく目にした夕陽。その朱色が思い起こさせるのは世界の終わり、あるいは轟々と燃え上がる火事の恐怖、はたまた何かの予兆…序盤の身代わりトリックに惹き込まれながらも、時をこえた殺人事件が絡むまで案外のんびり。逆に言えば、その雰囲気故に感傷を誘われるのか…最後ようやく真相に導く様は貫禄十分だが、その身勝手とも言える動機は物議を醸すことには納得。個人的には古今東西想定し難い事態を眺めながら浮かぶのは哀しき慕情… …続きを読む
    nobby
    2020年05月26日
    162人がナイス!しています
  • (★★☆☆☆)登場人物のみんなが夕陽に感化されたかのような感傷的な作品。動機は情緒的ではあるけれど、このような心理もあるのかなとは思えた。フーダニットという点では、エレベーターのトリックで、犯人サイドから (★★☆☆☆)登場人物のみんなが夕陽に感化されたかのような感傷的な作品。動機は情緒的ではあるけれど、このような心理もあるのかなとは思えた。フーダニットという点では、エレベーターのトリックで、犯人サイドから見たときに不確定要素が多すぎることから何となく推測できるけれど、作品中で狂言説が否定され惑わされる。最後は、推測を交えた火村の推理を犯人が認め決着がつくのだけれども、全般的に物的証拠が置き去りにされている気もした。しかし、主人公の思想が多く語られている点で、同シリーズ中の重要な一冊ではないかと思う。 …続きを読む
    胆石の騒めき
    2018年06月10日
    149人がナイス!しています

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